人気の高いストウブですが、サイズ選びで失敗したくない・・と購入に踏み切れず悩んでいませんか?
無水調理ができるストウブ鍋の良さを引き出すには、ぴったりサイズを購入すべき。そう分かっていても、決して安くないお値段だからこそ決めかねるもの。
家族構成や共働き家庭かどうか、得意とする料理などの条件次第で、選ぶべきストウブの種類・サイズが変わります。
どんな選び方をしたら失敗しないか、ふたつのケースに絞ってストウブの選び方のポイントをご紹介します。
はじめてのストウブの選び方
- とりあえず1台で様子をみたい
- 複数台購入する場合のおすすめの組み合わせ
ストウブの選び方|得意料理やよく作る料理で選ぶ
無水調理ができるストウブを買うことでレシピのレパートリーは増えますが、選び方のポイントは得意料理やよく作る料理で考えること。
作る料理によって適した形・サイズが決まってきます。
カレー・シチューなどの煮込み料理
※画像出典:staub公式サイト
カレーやシチューを作る際に、1箱分作るならそれなりの大きさのサイズが必要です。
カレー・シチュー | ココット ラウンド | ココット オーバル |
1箱/10皿分 | ピコ・ラウンド 24cm 容量: 3.8 L 重量: 4.74 kg ラウンド 24cmのカラーを見る | ピコ・オーバル 29cm 容量: 4.2 L 重量: 5.54 kg オーバル 29cmのカラーを見る |
半箱/5皿分 | ピコ・ラウンド 22cm 容量: 2.6 L 重量: 3.95 kg ラウンド 20cmのカラーを見る | ピコ・オーバル 23cm 容量: 2.35 L 重量: 3.4 kg オーバル 23cmのカラーを見る |
staub公式サイトではココット・ラウンド 22cmが推奨されていますが、具材を考慮すると10皿分は厳しいと言えます。
具だくさんのカレーを作る際のおすすめは、ココット・ラウンド 24cmがジャストサイズ。
おでんやお鍋も楽しめるサイズで、煮込み料理にぴったりです。
カレー10皿を具だくさんで煮込む場合、オーバルだと29cmがジャストサイズになりますが、容量 4.2Lと大きく、そして重いのであまりおすすめしません。
オーバルでカレー1箱を調理するならココット・オーバル 27cmを選び、調理のひと手間加えれば問題解決!
- 具材を少なくする
- 煮崩れしやすい具材は翌日以降追加する
ココット・オーバル 27cm|容量: 3.2 L/重量: 4.61 kg
アクアパッツァや魚の煮付け、ブロック肉の調理
オーバルは加熱ムラができそうだから・・と購入を迷う方も多いようですが、形が楕円形だからこそピッタリの調理がたくさんあります。
魚一匹を使った煮付けやアクアパッツァ、ブロック肉の調理や茹でとうもろこしに最適です。
オーバルのサイズ別特徴はこちら!
オーバル 23cm | ・小さめの魚の煮付けにピッタリ ・カレー半箱は余裕 |
オーバル 27cm | ・大きな魚でもまるまる入る ・茹でとうもろこし、ローストチキンにピッタリ ・カレー10皿は具だくさんだと厳しい |
ココット・ラウンドでは難しい、魚一匹まるまる使った料理やブロック肉の調理ができるのが魅力のココット・オーバル。
オーバルの形を最大限に活かすなら、27cmのココット・オーバルをおすすめします。
ストウブでご飯を炊きたい
美味しいご飯を炊きたいなら、ご飯炊き専用のストウブ ラ ココット de GOHAN。
土鍋で炊くよりも美味しいと言われるほど、ふっくらツヤツヤの絶品ごはんを炊くことができます。
ラ・ココット de GOHANは、炊飯時の対流を考慮した作りで、熱をむらなく全体に回して一気に炊きあげます。
毎日のごはんをストウブで炊くなら、ごはんを美味しく炊くことを得意とするラ・ココット de GOHANがおすすめ。
もちろんごはんを炊く以外に、汁物や煮物と通常のストウブと同様になんでも使えます。
ストウブの選び方|家族構成に合わせて選ぶ
ストウブの選び方のポイントは、大は小を兼ねることはないのでジャストサイズを選ぶこと。
無水調理ができるストウブは、鍋の中の温度を定温・定圧に保つことで、少ない油や野菜の水分だけで調理することができるメリットがあります。
サイズが大きすぎると調味料の染み込みが足らなかったり、油を多く使うケースも出てくるのでジャストサイズを選ぶことがなにより大切です。
ひとつめのストウブを選ぶ
よく作っている料理や得意料理があるなら、まずはラウンドかオーバルどちらが適しているかで種類を決めます。
魚一匹使った料理やとうもろこしやさつまいもなど長い材料を使った調理が少ないなら、ココット・ラウンドが使い勝手が良く万能型と言えます。
メイン料理で使うなら22cm、24cmが使い勝手がよく、汁物やサブ料理には20cmが便利です。
ストウブを一度使うと、もうひとつ欲しいと思わせるだけの魅力があります。
将来的にストウブの追加を検討する可能性があるなら、サイズ被りをしないように選ぶことが大切なポイント。
ストウブ種類 | サイズ | 容量 |
ココット・ラウンド | 18cm | 1.7 L |
20cm | 2.2 L | |
22cm | 2.6 L | |
24cm | 3.8 L | |
ココット・オーバル | 23cm | 2.35 L |
27cm | 3.2 L | |
ココット de GOHAN | 12cm (1合) | 0.73 L |
16cm (2合) | 1.74 L |
ストウブを組み合わせる
万能セット|ラウンド & オーバル
複数台のストウブ購入を検討している場合は、ラウンドとオーバルひとつづつ購入するのがベスト。
それぞれの良いとこ取りができ、どんな料理にも対応できるのでおすすめです。
ラウンド & ココット de GOHAN
すでにココット・ラウンドを持っていて、ふたつめのストウブを選ぶなら、美味しいご飯が炊けるココット de GOHANの選択も。
ココット de GOHAN 16cm(2合炊き)は、ココット・ラウンド 18cmとほぼ同容量。
もちろんごはん以外のお料理にも使えるので、小さなサイズのストウブをいくつも購入するよりおすすめです。
共働き 2人家族のストウブの選び方
我が家が購入したストウブは、ココット・オーバル 27cm(容量3.2L) & ココット・ラウンド 20cm(容量2.2L)。
ひとつめのファーストストウブは、魚料理やブロック肉などの調理が多いのでオーバルがベストと判断。
23cmのオーバルより料理の幅が増え、形を最大限に活かせるココット・オーバル 27cmにしましたが、煮物に魚料理にと大活躍しています。
ふたつめのストウブはオーバル 27cmとサイズ被りしないように、使い勝手の良いラウンド 20cmにしました。
2〜3人分の煮込み料理にちょうどよいサイズ感で、揚げ物やご飯も炊けるので、普段使いはココット・ラウンド 20cmがメインになっています。
ストウブの蓋置き|水切りで代用可能!
ストウブの蓋置きに悩んでいませんか?
鍋はもちろん、ストウブは蓋も重いので、料理中の”蓋のちょい置き”場所に困る方は多いようです。
ストウブ専用の蓋置きリッドホルダーの購入を検討していましたが、鍋蓋を置く場所がないので購入を見合わせていました。
なにか変わりになるものはないかと探したところ、シンクに置く折りたたみ式の水切りラックがジャストフィット!
この水切りラックは耐荷物 15kgなので、重い蓋でも安心して置けます。
ストウブのお手入れ|シーズニング
シーズニングはストウブを長持ちさせるために必要な作業で、使用後も定期的に行うことをおすすめします。
step
1ストウブに油を塗る
まずサラダ油をストウブの内側に塗り広げます。
蓋の裏側やフチ、鍋のフチも忘れずに塗っておきましょう。
メモ
塗り広げるのが一番楽なのはシリコン製のハケですが、不織布タイプのキッチンペーパーや割り箸の先にキッチンペーパーを巻いたものでも代用できます。
step
2ストウブを火にかける
弱火で5分程度加熱して、油をしっかりなじませます。
触っても火傷しない程度にしっかり冷ましたら、不織布タイプのキッチンペーパーで余分な油を拭き取ったら完成。
使用後は、鍋肌のツヤがなくなったら油調理をするか、シーリングをすることで鍋が長持ちするのでおすすめです。
メモ
ストウブはオーバル鍋の使い勝手が良くおすすめ|まとめ
いままでストウブ、ル・クルーゼをいくつか所有していましたが、現在はストウブのココット・オーバル 27cmとココット・ラウンド 20cmに落ち着きました。
サイズ被りをすることのないように、よく作る料理や得意料理で選ぶのがベスト!
家庭環境によって選ぶストウブは違いますが、我が家の選定基準を参考にしていただけたら嬉しいです。
いろいろなストウブ料理本が出ていて、こんな使い方もあるのかと読んでいて楽しくなります。
レパートリーが広がっておすすめです。