複数台のパソコンを使っていると、使用する都度キーボードとマウスを切り替える手間がとても嫌でした。
そんな悩みをサクッと解決してくれたのが、ロジクールのマウス・キーボードに搭載されている「Logi Options+ Flow機能」。
ロジクールのFLOW機能は、最大3台のパソコン間を一組のマウス・キーボードで操作できる機能です。
こんな悩みがある方におすすめ
- 複数台のパソコンのマウス・キーボードをまとめたい
- パソコン間のコピペを簡略化させてたい
- Mac・Windows間でパソコンの行き来をさせたい
- キーボードを自分仕様にカスタマイズしたい
ロジクールのFLOW機能を知り使い始めてから約6年、マウス・キーボードはロジクールのものしか考えられない!とパートナーは職場に持ち込んで使うほど気に入ってます。
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ロジクール キーボード MX KEYS S
旧モデルのロジクール キーボード CRAFTを発売されて6年使い続けていましたが、新しいモデルが出たタイミングでロジクール MX KEYS S キーボードを購入。
実際に使用して感じたメリット・デメリット、外観や操作感、使い勝手についてレビューします。
Logi Options+ の使用を前提として説明しています。
ロジクール MX KEYS S とは
ロジクール MX KEYS S ワイヤレスキーボードはテンキー付きのフルキーボードで、厚みのないパンタグラフ式(シザーキー)です。
カラーはグラファイト・ペイルグレーの2色展開で、サイズは131.63 ✗ 430.2 ✗ 20.5mm、充電はType-C充電に対応。
重さは810gあるためズッシリと重く高級感があります。
接続はBluetooth・USBレシーバー(Logi Bolt)の二種類から選ぶことが可能。
旧モデル同様にバックライトキーを搭載していて、キーボードに手を近づけるとライトが点灯する仕様です。
緩やかな角度がついていて、軽いキータッチでもしっかり認識してくれつつ打鍵感はしっかりあります。
キーピッチは19mmでキーストロークは1.8mm、指の位置がピタリと置きやすいようにキーの中央は球状に少しくぼんだ形状をしています。
別売りのロジクール パームレストを合わせて使えば、手首の疲れはさらに感じにくくなり、長時間の作業もはかどります。
型番 | KX800 ・ペールグレー(KX800sPG) ・グラファイト(KX800sGR) |
対応OS | Windows、Mac、iOS、Android、Linux |
対応レシーバー | Logi Bolt USBレシーバー |
サイズ・重量 | 高さ: 131.63mm 幅: 430.2mm 奥行き: 20.5mm 重量: 810g |
同梱物 | キーボード本体 Logi Bolt USBレシーバー USB-C充電ケーブル(USB-A - USB-C) 保証書、保証規定 |
ロジクール キーボード MX KEYS S|使用感
- 打鍵感が良く長時間使用しても疲れにくい
メカニカルキーとは違いカチカチ音はせず、パチパチと軽快なキータッチで、長時間パソコン作業しても疲れにくいのが特徴です。
一度この打鍵感に慣れると、他のキーボードが使えない!と感じるほど気に入っています。
- 3台までのデバイスに接続できる
Mac・Windows・ChromeOSなど幅広いOSに対応していて、3台までのパソコンに接続が可能。
Easy-Switchを使えば、ボタンを押すだけで接続するパソコンを切り替えることができます。
さらにFLOW機能対応のマウスとキーボードをセット使いすると、マウスの動きでキーボードも連動するので本当に便利!
- パソコン間でファイルやテキストのコピー&ペーストができる
Windowsで作業したテキストをそのままMacにコピー&ペースト、なんて使い方ができるので作業効率がアップします。
- Logi Options+ アプリのカスタマイズ
バックライトのON・OFF、輝度調整、点灯時間の調整や、ファンクションキー(Fキー)の割当を自分好みに変更することができます。
- 角度調整はできない
ロジクールのサイトに角度の表示はありませんが、おおよそ5〜6度くらいで一般的なパンタグラフ式と変わりません。
角度が気になる方は、パームレストで手首の負担を軽減するなど工夫が必要です。
- バックライトは充電持ちが悪い
フル充電で最長10日(公式)と言われていますが、バックライトを付けることで充電の持ちが悪くなります。
頻繁に充電したくない方、バッテリー寿命が気になる方は機能停止がおすすめ。
- Bluetooth接続が不安定になる
使用環境次第と言えますが、Bluetooth接続は他のデバイスと干渉しやすいようで、通信が切断することがあります。
WEB会議時などで不安定になるので、個人的にはLogi Boltレシーバー接続をおすすめします。
Logi Options+ アプリ
ロジクール MX KEYS S ワイヤレスキーボードは”Logi Options+ アプリ”を使うことで機能を強化することができ、自分好みにカスタマイズすることができます。
Logi Options+でカスタマイズ!
- キーボード・マウスのカスタマイズができる
- トラックパッドのジェスチャーをマウスの動きで再現できる
- FLOW機能を使って最大3台までのパソコンの行き来が自由になる
- Smart Actions(マクロ機能)で複雑な作業を自動化できる
- Adobeなどアプリケーションごとに固有の設定が可能
- 標準ファンクションキーの選択も可能
自分好みのカスタマイズができる機能なので、使う・使わないも自由!
ただ使いこなせたらさらに便利になるだとうなと感じる機能も盛り沢山なので、YouTubeなどで使用動画を探してみるのもおすすめです。
Logi Options+ アプリ ダウンロード|logicool公式サイト
ロジクール Smart Actionsとは
Logi Options+から新たに搭載された「Smart Actions」は、普段やっている作業・タスクを自動化できるマクロ機能です。
機能を使うイメージですが、まずトリガー【どのキーを押せば作動するのか】を指定して、次に行動【なにをするのか】を指定します。
要は指定したキー(トリガー)を押したら、自分が指定した行動(複数のブラウザ・ソフトを立ち上げる、翻訳するなど)をするようにSmart Actionsに覚えさせることができるというもの。
Smart Actions|具体的な使用イメージ
- 朝出勤してパソコンを開き、指定したキーを押す → 指定したブラウザ・ソフトをまとめて立ち上げる
- 長文の文章をすべて選択した状態で、指定したキーを押す → Chat GPTが開き文章を要約してもらう
マクロの組み合わせはあらかじめテンプレートが用意されているので、気になるならまずはやってみることをおすすめします。
ロジクール FLOW機能とは
※画像出典:Logicool公式サイト
そんな悩みを解決してくれるのが、ロジクールのLogi Options+ Flow機能です。
FLOW機能でできること
- 複数台のパソコンをひとつのマウス・キーボードで使用|最大3台
- MacとWindowsでも連動できる
- パソコン間でテキスト・画像などのファイルを転送(コピー&ペースト)できる
- Bluetooth・USB(Logi Boltレシーバー)どちらでも使用可
一度設定さえしてしまえばマウスとキーボードは連動するため、カーソルを画面の端に移動させることで、パソコン間を自動的に行き来する(切り替え)ことができます。
流れるような動きで、動作がカクカクするようなこともありません。
いままでパソコン間でファイルをやり取りする際は、DropBoxなどのクラウドサービスを利用して移動させていましたがそれが一切不要に!
複数台のパソコンを所持する方なら、この機能だけでも購入する価値があります。
FLOWでiPadの接続
iOSにも対応しているので、iPadとの接続も可能です。
ただ疑問なのが、すでにiMac 2台 + Windows 1台をFLOWを使って接続済み、かつiPad側で「Bluetoothペアリングの要求」もしていないこと。
それなのに、いつのまにかiPadでマウスが動いていました。
WiFiで同期されているからなのかは分かりません(調べても出てこない)が、いつかサポセンに確認してみようと考えています。
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ロジクール MX KEYSキーボードの種類
ロジクールのMXシリーズ キーボードは、パンタグラフ式のMX KEYSシリーズと、メカニカル式キーボードの「MX MECHANICAL」シリーズがあります。
パンタグラフ式のMX KEYS Sシリーズは4種類に分かれています。
ロジクール MX KEYS S|KX800
ロジクール MX KEYS Sキーボードは、テンキー搭載のフルキーボード。
基本的な性能は同じながら、幅広いプラットフォームに対応したMX KEYS Sと、Mac専用キーボードのMX KEYS S for Macがあります。
高さ: 131.63mm|幅: 430.2mm|奥行き: 20.5mm|重量: 810g
- ロジクール MX KEYS S|KX800
対応OS | Windows、Mac、iOS、Android、Linux |
対応レシーバー | Logi Bolt USBレシーバー |
カラー | ・ペールグレー(KX800sPG) ・グラファイト(KX800sGR) |
- ロジクール MX KEYS S for Mac(Mac用)|KX800M
対応OS | macOS および iOS |
対応レシーバー | Unifying USBレシーバー |
カラー | グラファイト |
ロジクール MX KEYS MINI|KX700
ロジクール MX KEYS MINIは、MX Keys Sの基本性能はそのままにコンパクト化したテンキーなしモデル。
基本的な性能は同じで、幅広いプラットフォームに対応したMX KEYS MINIと、Mac専用キーボードのMX KEYS MINI for Macがあります。
高さ: 131.95mm|幅: 295.99mm|奥行き: 20.97mm|重量: 506.4g
- ロジクール MX KEYS MINI|KX700GR
対応OS | Windows, Mac, iOS, Android, Linux |
対応レシーバー | Logi Bolt USBレシーバー |
カラー | ・ペールグレー(KX700PG) ・グラファイト(KX700GR) ・ローズ(KX700RO) |
型番違いの製品については、amazon・Yahooショッピング・楽天市場で販売されている保証期間の短い(通常2年→1年)モデルのこと。
機能についてはなんら変わりはありません。
- ロジクール MX KEYS S for Mac(Mac用)|KX700MPG
対応OS | macOS および iOS |
対応レシーバー | Logi Bolt USBレシーバー |
カラー | グラファイト |
USBレシーバー|Logi Bolt・Unifyingの違い
ロジクール製品を購入すると付属品としてUSBレシーバーがついてきますが、必ずしも必要ということではありません。
ただしBluetooth未搭載機、Bluetooth接続が禁止されている会社などで利用する場合にはUSBレシーバーが必要です。
ロジクールのUSBレシーバーには、Logi BoltとUnifying 2種類あります。
それぞれの違いを簡単に説明すると、Logi Boltは無線の干渉・脆弱性を軽減した新しい規格のUSBレシーバーで、旧規格のUnifyingを進化させたもの。
レシーバーがUnifyingからLogi Boltに変わり、接続が格段に安定しました。
Logi BoltとUnifyingには互換性はないため、Logi Bolt対応のキーボードをUnifyingを使ってペアリングすることはできません。
Logi Bolt対応のキーボード・マウスを購入した場合は、USBレシーバーはLogi BoltひとつでOKです。
Logi Bolt・Unifyingともにレシーバーだけで販売していますので、必要な数を買い足しすることができます。
ロジクール キーボード|MacでJIS配列にする方法
ロジクールのキーボードがJISではなくUS配列になる場合の解決方法をまとめました。
Mac|JIS配列にする方法
システム設定を開く
キーボードを選択
キーボード設定の一番下にある「キーボードの種類を変更」をクリック
キーボード設定アシスタントが起動したら「続ける」をクリック
画面の指示に従う
キーボードの種類を選択で「JIS(日本語)」を選択して完了
最後にLogi Options+アプリを開きキーボードの設定をチェック!
「キーボードを常にMacレイアウトに保持する」が選択されていることを確認しましょう!
ほとんどの場合、上記で説明したMac側の設定をJIS配列にしてパソコン再起動すれば日本語にすることが可能です。
ただこれでもうまく行かない場合、使用環境にもよりますが以下のようなやり方もあります。
- Bluetooth接続からUSBレシーバー(Logi Bolt)接続に変更する
- Macをセーフモードで起動し、上記で説明したJIS配列に戻す方法を試したらMacを再起動して確認する
特にBluetooth接続では何度やっても日本語にならない、などのユーザーレビューが多く見られます。
どうしても改善されない!というときはロジクールやAppleのサポートセンターに連絡して確認してみることをおすすめします。
最終手段!ロジクールサポートセンターへ電話・チャットで相談してみる
旧モデル使用時に上記設定をしてもうまくいかず、ロジクールのサポートセンターで確認したことがあります。
現在は旧モデルは使用していませんが、念の為Unifyingレシーバーの対処法について備忘録として残しておきます。
\ セット使いで更に便利!! /
ロジクール MX KEYS Sは買わないと後悔するレベル!|まとめ
結論から言えば、ロジクール MX KEYS S ワイヤレスキーボードとロジクール MX MASTER 3S マウスは在宅ワークを快適にするデバイスで、買わないと後悔するレベル!
セット購入することで作業効率が格段にアップし、机の上が散らかるなどの悩み・ストレスから開放されました。
いろいろなタイプのキーボード・マウスがFLOW機能に対応しているので、自分好みのものを選ぶことができます。
ただBluetooth接続を使わないのであれば、USBレシーバーの種類は統一したほうがおすすめ。
Logi Bolt・Unifyingふたつのレシーバーを挿して使うこともできますが、新しく購入するなら揃えていたほうが無駄にUSBポートが奪われません。
ロジクール FLOW機能が使えるおすすめキーボード