全国的に自転車保険の義務化が進んでいますが、すでに加入していますか。
スピードを出しすぎない、危険な運転はしないことは最低限のマナーですが、それ以上に恐ろしいのが爆走自転車の飛び出し。
関西は比較的坂道が少ない土地が多く、自転車普及率も高め。
脇道から左右を確認することもなく、高齢者や子供が運転する自転車が飛び出してきますし、前に子供を乗せたママチャリが歩道から急に車道に乗り出してくることも。
こちらがどれだけ注意をしていても、避けようがない事故もあります。
自転車に乗るなら、賠償責任補償の手厚い自転車保険へ加入しましょう!
高額賠償となった自転車事故
損害賠償額は自動車事故と変わらないことを忘れてはいけません!
最近目立つのは、自転車スマホによる死亡事故。
20歳の女子大生が左耳にイヤホン、右手に飲み物、左手にスマホというありえないマナーで自転車を運転し、70代の女性が亡くなられました。
数ヶ月前には、男子大学生による無灯火・自転車スマホでマウンテンバイクを運転、死亡事故が発生しています。
自転車事故を起こした小5児童の母親に9,500万円の賠償命令
平成20年9月22日、神戸市内の坂道を時速20~30キロで下っていた際に散歩中の女性に衝突。
女性は頭の骨を折り意識の戻らない状態となった。
神戸地裁は児童の母親に対して、寝たきりとなった女性の逸失利益や介護費など、母親側へ約9,500万円の賠償を命じた。
(神戸地方裁判所 平成25年7月4日判決)
男子高校生が起こした自転車事故の賠償額9,266万円
男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。
男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。
(東京地方裁判所、平成20(2008)年6月5日判決)
スマホを見るより自転車に時計をつけよう!
無灯火はマナー違反!ライトをつけよう
自転車保険を選ぶ最大のポイント
自転車事故が増えたことで、自転車保険の加入意識が高まりつつあります。
大阪・兵庫・愛知などいくつかの自治体では自転車保険の加入が義務付けられていますが、全国的にも義務化の動きが広がっているようです。
- 個人賠償責任補償が手厚いこと|選ぶなら1億円以上!
- 示談代行サービスがあること
個人賠償責任補償の補償額はどの程度必要?
裁判となった場合は「弁護士費用」が必要となりますし、「慰謝料」が発生する可能性もあります。
過去の高額賠償となった自転車事故からも、1億円以上の補償額はほしいところ。
保険料が安い自転車保険は、補償額が1,000万円程度と安く設定されているため注意が必要です。
すでに個人賠償責任保険に加入しているケースがある!
個人倍書責任保険に加入していることに気付いていないケースとは?
- 自動車保険(火災保険)の特約で付帯していた
- クレジットカードの会員プランで入っていた
まずは、ご自身が加入している自動車保険、火災保険、クレジットカードなどをチェックしてみましょう。
また加入中の自動車保険・火災保険に「特約」を付けるのが一番安くつく可能性が高いため、特約未加入だった方も一度相談してみてはいかがでしょうか。
示談代行サービスは必須で考えよう!
示談交渉を代行してくれるサービスは、自転車保険に加入する際の必須条件として考えることをおすすめします。
直接当事者同士が話し合い、示談金の合意、示談書の作成と話しを進めることも可能ですが、はじめてのことであればスムーズにはいかないもの。
保険会社、または場合によっては弁護士が相手との間に入って交渉してくれるため安心感があります。
人気の高い自転車保険6社を比較
個人賠償1億以上、示談サービスありの人気の高い自転車保険6社を比較しました。
スマホの方は横にスライドします
※2018年9月現在
保険名 | 保険料 (年間) | 個人賠償 責任補償 | 示談代行 サービス | 入院保障 | 通院補償 | 家族 カバー |
---|---|---|---|---|---|---|
セブンイレブン 「自転車向け保険」(お1人様プラン) | 3,990円 | 3億円 | ○ | 4,000円 | なし | △ |
セブンイレブンに設置してあるマルチコピー機で、24時間いつでも申込みができます。 「ご家族プラン」を選ぶことで、補償範囲が家族全員となります。 | ||||||
DeNA自転車保険(旧エアーリンク) 「自転車の責任保険」(基本コース) | 3,600円 | 1億円 | ○ | 1,500円 | なし | ○ |
他人様への償いに備える、賠償責任補償は、家族全員が補償されるのがポイント! 保険料と補償額のバランスの良い自転車保険です。 | ||||||
au損保 「自転車向け保険 Bycle」(シルバー) | 6,560円 | 3億円 | ○ | 12,000円 | 2,000円 | △ |
家族タイプを選ぶことで、補償範囲が家族全員となります。 自転車の故障やパンクの際に役立つ「ロードサービス」付き!auユーザー以外も加入できます。 | ||||||
三井住友海上 「ネットde保険@さいくる」(Cコース) | 3,990円 | 3億円 | ○ | 4,000円 | なし | △ |
「家族型」を選ぶことで、補償範囲が家族全員となります。 セブンイレブンの自転車保険と酷似していますが、実はセブンの保険も三井住友海上が提供しています。 | ||||||
NTTドコモ 「ドコモサイクル保険」 | 5,400円 | 5億円 | ○ | 3,000円 | なし | △ |
ドコモユーザー限定のサービスで、支払いは月払い(450円)のみ。(上記保険料は年間計算しています) 「ご家族プラン」を選ぶことで、補償範囲が家族全員となります。 | ||||||
東京海上日動 ネットでeジョー「eサイクル保険」(Bプラン) | 3,650円 | 1億円 | ○ | 3,000円 | なし | △ |
eサイクル保険は一時払(年払い)にすると保険領が安くなります。 「家族型」を選ぶことで、補償範囲が家族全員となります。 |
注意:ご家族プラン・家族型は、保険料が高くなりますが、家族全員をカバーしてくれます。各サイトで確認をお願いします。
よく耳にする「TSマーク」も保険でしょう?
自転車を購入する際、店舗で加入を勧められることが多いTSマーク保険。
保険料が安いことが魅力ではありますが、事故に巻き込まれ高額賠償となってしまった場合などに不安があります。
保険に加入する意識は大切ですが、その場で加入するひつようはありません。
高額医療費制度で自身の怪我をカバー
もし自分が怪我をしたケースですが、大抵の場合は高額医療費制度で自己負担金は10万円程度になります。
自分に対しての補償もしっかりほしい方は、保険料額はアップしますが手厚いタイプの自転車保険に加入しましょう。
まとめ|自転車保険の加入はした方が良い!
事故をしないように気をつけてはいても、飛び出しや無謀運転が減らない限り、いつ巻き込まれるか分かりません。
当たり屋も増えていますから、自分の身を護るためにも自転車保険へ加入しておくことをおすすめします。
自転車に乗る家族がいらっしゃるのであれば、家族全員をカバーしてくれる家族型に加入しましょう。
保険料は高くなりますが、1人づつ加入するよりトータルコストは抑えられます。
スマホを見るより自転車に時計をつけよう!
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