強い日差しや汗で色褪せた帽子やシートバッグは、洗濯しても元に戻ることはありません。
色落ちしたままだと、なんだかみすぼらしく感じる・・
特に帽子は早ければワンシーズンで色が落ちるので、都度購入し直すのも負担ですし、お気に入りを長く使いたい・・。
なにか方法はないかと調べたところ、染めQなる製品を見つけ試してみることに。
布だけではなく皮や金属もスプレーで手早く染め直しができるので、実は昔から多くのライダーが使っているのだとか!
今回NEW ERAのキャップを染めQを使った染め直し方法と、大満足のビフォーアフター画像でご紹介します。
この記事は個人のカスタム情報です。カスタムは自己責任でお願いします。
染めQ
染めQは、革、布、木材、プラスチック、金属など、多種多様な素材を染め直すことができるスプレーです。
強い日差しや汗染みによって退色した製品の補修ができ、密着力が高く、引っ張っても捻っても割れたり剥がれたりしないことがウリ。
染めQを使ったあと、帽子・衣類を洗濯しても色落ちしません。
カラーも豊富で、染めQエアゾールにいたっては合計28色(クリヤー・艶出し含む)。
また染めQベースコート(下処理スプレー)を使えば、色の濃い素材に明るい色をスプレーすることもできます。
色褪せたものを染め直すだけでなくカラーチェンジできる!
染めQとは
ナノ単位の粒子が素材の表面に密着することで、 まるで染めたかのような仕上がりに。
速乾で作業性も抜群、簡単・手軽にスプレーできるエアゾールタイプです。
革製品のカラーチェンジや、古くなって色あせたモノの補修に。
※吸い込みの多い布地や、スエードなどの毛足の長い素材に厚く塗り重ねると、ごわつきが出ることがあります。
※染めQ公式サイトより
ただしオイルレザーやエナメル、溶剤に弱い素材、油分が完全に除去できない素材、表面に撥水加工などのコーティングがされているものへは染めQは使用できません。
バイク関連製品だけでも以下のものが染めQで染め直しできます!
- 布・レザー製などの帽子や衣類
- シートバッグ
- ジーンズ(専用品:ジーンズ染めQ)
- バイクのシート
- 黒樹脂の白化
染めQで色褪せた帽子を復活!
染めQの使い方はいたってシンプル。
速乾性に優れているため、日焼けして色褪せた帽子が短時間で復活してくれます!
気温が低い季節(5℃以下)は乾燥不良が起きやすく、気温が高いとき(70℃以上)は白化現象が起きやすいので使用が推奨されていません。
染めQ使用方法
油分・汚れを脱脂・洗濯
油分や汚れが残っている状態だと染めQの付着が悪くなるので、素材やモノによって異なりますが洗浄・洗濯・脱脂。
養生・マスキング
スプレーの飛び散り防止のため新聞紙などで養生しておく。
また染めたくない箇所(ロゴなど)をマスキングテープでしっかりカバーする。
染めQをスプレー
染めQエアゾールは使用前にスプレー缶を1分程度しっかり振る。
一度に厚くスプレーせず薄く何回も重ねることが失敗しない秘訣なので、手を素早く動かし薄く色づく程度にスプレーする。
スプレーする際は、塗装面とスプレーの距離が15cm以上離れすぎないように注意し、上下左右 様々な角度からスプレーするとムラなく綺麗に仕上がる。
5分程度乾燥させたら、好みの色になるまで3〜5回繰り返す。
※染めQの種類によって扱い方がことなるため、染めQエアゾール以外の使用方法は公式サイトで確認してください。
乾燥
好みの色になったら15分以上乾燥させる(気温・天気などの環境に左右される)。
24時間経過後は実際に使用してOK。
速乾性に優れているので作業時間は短くすみますが、作業中は吸い込まないようマスクをしておくと安心です。
15分乾燥後に擦っても全く色落ちしないほど強力なので、ある意味やり直しができないと考えておいたほうが無難です。
目立たない場所でチェックしてから使用して!
染めQで色褪せた帽子を染め直し|ビフォーアフター
まずはビフォー。
画像を撮り忘れていたので、一度目のスプレー後の画像になります。
特に縫い目部分やフチの色褪せが目立っていましたが、一度目のスプレーで薄っすら色が乗りました。
がっつりスプレーしてしまいたいところですが、厚吹きはひび割れや剥がれの原因になるので、焦らず薄くスプレーすることが大切です。
薄くスプレー → 5分以上乾燥を5回ほど繰り返しました。
アフター画像がこちら!
iPhoneで撮影、画像加工はしていません。
しっかり染め直し補修できていて、みすぼらしかった帽子がまるで新品同様に生まれ変わって大満足!
色褪せ補修ができる染めQは、購入する価値ある1本!
ただひとつデメリットをあげるならば、容量(溶剤)を思った以上に使うこと。
今回試した帽子は後ろ半分がメッシュなので基本前半分のみの使用でしたが、購入した小さいサイズの70ml缶スプレーの半分近くなくなっているような気がします。
その点を除けば本当に素晴らしい製品だと感じました。
染めQで色落ちを染める!|シートバッグ編
シートバッグもファスナー部分や、トップ面の色落ちが目立ってきたので染めQを使って染め直ししてみました。
帽子と違いマスキングテープで養生する箇所が多く、ビフォーアフターの画像を撮り忘れたので注意点のみ記載します。
- シートバッグ全体を染め直しするなら70ml缶では足りない
- ズレないようにマスキングテープをしっかり貼り付ける
- ファスナー開閉が固くなったらシリコンペンやシリコンスプレーを準備
シートバッグは大きくて大変だったけど結果は大満足!
染めQで色褪せは直る!|まとめ
染めQを知る前までは、強い日差しにさらされるとたった1〜2年でみすぼらしい見た目になるのは致し方ない・・と諦めていました。
ですが!今回染めQを使ってみて、日焼けや汗染みで色褪せたモノが見事に復活することが分かったので、今後はお気に入りのモノを長く使い続けることができそうです。
気になったら簡単に染め直しできるところがありがたい!
今回の帽子で自信がついたので、次はシートバッグを涼しくなっころに補修しようと考えています。→追記済
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