Z900RSを購入して3年、はじめての車検を迎えカワサキプラザへ。
バイク購入時にメンテナンスパック(車検費用一部込み)に加入しているため、新規でディーラー車検を受けるより安く車検を受けることができます。
カワサキプラザ大阪鶴見の経営母体が本社から別会社に変わり指定工場ではなくなってしまったため、車検で約2週間バイクを預けることに。
認証工場だと指定工場より車検対応に時間がかかる・・
この記事では、メンテナンスパックの車検内容・費用、サービスの継続有無のメリット・デメリットをまとめて紹介しています。
Z900RS 車検|メンテナンスパック
はじめてのZ900RSの車検でかかった費用を公開します。
オイル交換やエアフィルタなどは、走行距離や環境によって交換時期が異なるため、あくまでも目安と考えてください。
Z900RS 車検費用|メンテナンスパック加入ケース
【Z900RS車検費用】 | |
24法定点検 | |
検査代行手数料(22,000円) ※構造変更代行費(11,000円) |
33,000 |
重量税(2年) | 3,800 |
検査印紙代(1,800円) ※構造変更 印紙代(300円) |
2,100 |
自賠責保険(24ヶ月〜) | 8,760 |
Z900RS 車検費用|合計 | 47,660 円 |
【消耗品|交換部品】 | |
ラジエーター液 | 2,200 |
工賃 | 3,300 |
オイル交換 | 6,171 |
工賃 | 2,200 |
ドレンガスケット | 55 |
ブレーキパッド|2個 | 11,946 |
エレメント(エアフィルタ) | 5,379 |
プラグ(スパーク)|4個 | 7,876 |
消耗品費|合計 | 39,127円 |
Z900RS 車検トータル費用 | 86,787 円 |
※大型クラス ノンカウル|2023年11月現在
メンテナンスパックに加入している場合は、24法定点検費用の27,500円は不要となります。
今回は車検と同時に構造変更の手続きをしたので追加費用 11,300円が発生しているため、通常の車検費用 36,360円に加算され47,660円となります。
構造変更でバイクの幅が純正 86cmから82cmに。
それ以外に消耗品交換費用がかかりましたが、これは車体の状態などによって交換すべきか異なります。
車検は問題なく通りましたが、前タイヤの交換は早めにしたほうがいいと言う事でしたので、後日タイヤ交換専門店に依頼する予定です。
その他、将来的に検討したほうが良いと言われたのはチェーンとバッテリーの交換。
こちらはタイヤと違ってまだ猶予がありそうなので、整備士の方と相談しつつ検討したいと考えています。
メンテナンスパック詳細: カワサキプラザのメンテナンスパックはお得なのか?
メンテナンスパック|継続可否
今回迷ったのはメンテナンスパックを継続するかどうか。
Z900RSは「大型クラス|ノンカウル」なので、メンテナンスパックを継続契約する場合の2年間の費用は67,100円です。
車検後のメンテナンスパックの内容は、新車時に加入した内容がそのまま2年間に短縮されたバージョンなので、今まで同様のサービスを受けることができます。
カワサキプラザ|メンテナンスパック継続の場合
メンテナンスパックに継続加入するとお得になるのか?については、下記の表を参考に考えました。
Z900RS|メンテナンスパック費用(大型クラス ノンカウル) | 67,100 円 | |||
メンテナンスパック内容 | オイル交換(フィルター代含む)※ | 2回 | 13,000 | 26,000 |
プラザ安心点検 | 2回 | 11,000 | 22,000 | |
12法定点検 | 1回 | 17,600 | 17,600 | |
24法定点検(車検) | 1回 | 27,500 | 27,500 | |
点検&オイル交換費用|2年間分 | 合計 | 93,100 円 |
※オイル交換費用については、グーバイク記載のカワサキプラザ オイル交換費用を参考に算出
プラザ安心点検(6ヶ月点検)は必須ではありませんし、オイル交換も自分で対応することができれば安価にできます。
ただ環境的に自宅マンションでオイル交換は難しく、調べてみるとバイク用品店とプラザのオイル交換費用にはさほど大きな差がありません。
今後も1年毎の法定点検と車検はカワサキプラザでお願いするつもり。
法定点検と車検(24法定点検)の合計額は45,100円なので、差額の22,000円で安心点検とオイル交換がついてくると思えばお得感はあります。
その点を考慮して、今回メンテナンスパックは継続加入することにしました。
またメンテナンスパック加入期間中にバイクを乗り換えることになった場合、差額分の返金はしてもらえるそうなのでその点は安心です。
大きな金額を一括で支払うのは負担ですが、ディーラー車検の一番大きな魅力は、そのバイクを知り尽くす整備士の方々に車検点検をしてもらえること。
バイクの状況をその車体のプロに見てもらえる安心感がある!
メンテナンスパック・カワサキケアの違い・比較
別の記事でも簡単にメンテナンスパックとカワサキケアの違いについて説明をしましたが、車検について再度記載しておきます。
カワサキ サービスパックへの加入は任意でしたが、カワサキケアは対象となる車体にサービスが付帯されています。
- カワサキケア: 車体に対して紐づくサービス
- カワサキ サービスパック: 加入者(購入者)に対して紐づくサービス
バイクの売却など所有者が変わる場合、カワサキケアについては手続きをすることで残りのメーカー保証を次のオーナーが継承することができますが、メンテナンスパックはできません。
現在カワサキケアモデルと呼ばれて車体があり、本体価格にカワサキケアの費用が加算され(強制加入)販売されています。
カワサキケアは1ヶ月点検、6ヶ月点検(安心点検✗3)、12ヶ月点検(法定点検✗2)とオイル交換✗3がセットになったもので、車検はサービスに含まれていません。
メンテナンスパックには車検費用の一部が組み込まれているよ!
メンテナンスパックとカワサキケアの大きな違いは、サービスの付帯と車検費用が含まれているかどうかです。
サービス内容に差はないようですが、カワサキケアのオイル交換は1ヶ月点検・12ヶ月点検時と決まっているため、オイル交換時期が選べないデメリットがあります。
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Z900RS 安心点検|リニューアルオープンしたカワサキプラザ大阪鶴見へ!
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車検|認証工場・指定工場の違い
認証工場と指定工場の違いを簡単に言えば、指定工場であればすべて自社内で完結するため車検期間が短く、認証工場は整備→車検場の流れなので時間がかかるということ。
■ 認証工場
一定の規模の作業場と作業機械、分解整備に従事する従業員を有する工場に対し、申請により、地方運輸局長が自動車分解整備事業の認証をしています。
この認証工場に車検を依頼した場合、認証工場は、運輸支局、自動車検査登録事務所等(いわゆる「車検場」です。)に車両を持ち込んで検査を受けます。
■ 指定工場
認証工場のうち、自動車の整備について一定の基準に適合する設備、技術及び管理組織を有するほか、自動車の検査の設備を有し、かつ、自動車の検査を行う者(「自動車検査員」と言います。)を選任して自動車の点検及び整備について検査をさせると認められるものについて、地方運輸局長が指定自動車整備事業の指定をしています。
この指定工場に車検を依頼した場合、指定工場では、自動車の点検整備を行い、自動車検査員が検査を行った結果、保安基準の適合性を証明し、保安基準適合証を交付します。この保安基準適合証を運輸支局、自動車検査登録事務所等に提出することにより、車両の持ち込みが省略できます。
※引用:国土交通省
車であれば、一般的に時間がかかる認証工場での車検費用は安く、指定工場は高くなりますが、二輪車(バイク)の場合は値引きなどないようです。
カワサキプラザでは全店舗で指定工場の取得を目指しているそうですが、まだ多くの店舗は認証工場のまま。
メンテナンスパックも指定・認証で金額に変わりはないため、車検のたびに時間がかかるのが嫌なら指定工場取得のプラザのほうがいいのかもしれません。
これはグチになりますが・・
私が2020年にZ900RSをカワサキプラザ大阪鶴見で購入したときは指定工場でした。
その後、経営母体が変更されたことで一旦認証工場落ちしてしまったそうで、そのことは車検の相談をした段階で初めて知りました。
頑張って指定工場の早期取得を目指してほしいね!
ディーラー車検で安心・安全なバイクライフを!|まとめ
ディーラー車検は高いイメージもありますが、車体を知り尽くした整備士の方に点検してもらえることは大きなメリットです。
整備士の方とは目が届く範囲が違うので、自分では気付きにくい愛車の状態をより細かくみてもらえる安心感がディーラー車検にはあります。
バイクという乗り物に乗る責任があるからこそ整備士さんを頼る!
もちろん「安くすませたい」気持ちはありますが、安全性につながるところはプロに依頼するのが一番だと考えています。
現在マンションの敷地内でオイル交換できないか交渉中なので、自分でできる簡易メンテなどで地道に「安くすます」努力をしたい。
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