仕事の繁忙期と体調不良が重なり、一ヶ月近くバイクに乗れない時期がありました。
そこで気になったのがバイクの長期保管方法。
- 寒い・暑い季節はバイクには乗らない
- 繁忙期・年末年始は数ヶ月バイクに乗れない
バイクにしばらく乗らないときにきちんとバイクを保管しておかないと、外装や部品の劣化やバッテリー上がりなど思わぬトラブルで出費がかさむケースも。
いざ乗ろうとしたときに後悔することがないように、正しいバイクの保管方法を知っておくことが大切です。
この記事では、バイクを冬眠(長期で保管)する際の注意点をまとめました。
バイクの長期保管方法
ここではバイクを半年、年単位ではなく、あくまでも季節単位から数ヶ月ほど保管する方法について記載しています。
※キャブ車や寒冷地には対応していませんのでご注意ください。
ガソリンを満タンにする
数ヶ月程度バイクを保管する場合は、ガソリンは満タンにしておく(目一杯、タンクすれすれまで)のが基本。
タンク内の空気の面積を減らしておかないと、タンク内部で結露が発生しサビを誘発してしまうことがあるため、ガソリンタンクの中の空気をなるべくなくしておくことが大切です。
ガソリンと一緒に入れておきたいガソリン添加剤フューエルワン!
フューエルワンは車体にとって有害なカーボン・ワニス・ガム質などを除去してくれる効果だけでなく、燃料の酸化劣化や燃料タンクの腐食の抑制効果もあります。
また半年から1年以上の長期間バイクを動かさないような場合は、ガソリンが腐敗するケースもあります。
ガソリンの劣化・変質を防いでくれるデイトナ ガソリン劣化防止剤は、長期間保管時におすすめの製品です。
洗車&コーティング
車体についた汚れを放置することでバイクの劣化を早めるため、固着した汚れは冬眠させる前にしっかりと取り除くことが大切です。
特にすでにサビが発生している箇所は念入りに磨き、落としておきましょう。
サビを放置したまま保管することで、サビが広がってしまうケースがあります。
洗車後はWAKO’S バリアスコートやプレクサスなどでしっかり防錆対策のためのコーティングをし、車体の保護しておくと安心です。
注油|グリスアップ
錆びやすい箇所にワコーズ ラスぺネなど、粘度の高いケミカルをあらかじめたっぷり注油し、走り始める前には軽く落としましょう。
注油する際はシール・ゴムなどにはかからないように注意します。
特に屋外保管の場合は注油は多めに!
他にもチェーンやワイヤーオイルなどへも、適切なケミカルを使ってしっかり防錆対策しておきます。
KURE5-56などは安価でどこでも購入できるのが魅力ですが、ラスペネと比較すると効果はあまり期待できないため注意が必要です。
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バッテリー上がり防止
バッテリーを繋いだままバイクを放置すると、自然に放電してしまいバッテリーが上がってしまうため注意が必要です。
もしバッテリーが完全放電してしまった場合、充電したとしても性能が落ちており、最悪バッテリーの故障交換につながることも。
バッテリーを取り外す、マイナス端子を外すなどといった対策方法がありますが、簡単かつバイクにも最も良い方法は1ヶ月に最低2〜3回は10分以上エンジンをかけること。
- 可動部のサスペンション・レバーやペダルなどを動かして固着を防ぐ
- エンジンを回す
- ギアを入れタイヤも動かす
- タイヤの接地面を変える
エンジンをかける頻度が高いほうが良い状態に保てる!
バッテリーを取り外して室内保管する場合は、プロも愛用するオプティメイト4などの品質・評価の高い充電器を準備しておきましょう。
一度購入すれば長く使用できるため、バッテリー充電器は良いものを購入しておくことをおすすめします。
タイヤ空気圧の充填
数ヶ月間動かさずにバイクを放置したままでも、タイヤの空気は自然に抜けてしまい設置面が傷んでしまいます。
そのためタイヤの空気圧は、規定値よりも高めに充填しておくことが大切です。
自宅に電動エアポンプがあれば、バイクに乗らない期間でも空気圧チェックができるため便利です。
またセンタースタンドもしくはメンテナンススタンドがあれば、タイヤを浮かすことができるのでタイヤの変形防止に役立ちます。
ない場合は1ヶ月に数回バイクを動かし、接地面を変えることで劣化を抑えましょう。
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厚手のバイクカバー
サビの発生・部品の固着など不具合の原因になる湿気や結露は、バイクの長期保管の大敵です。
車体に毛布などをかけた上に厚手のバイクカバーをかけ、しっかり結露対策をしましょう。
使用する毛布は廃棄前のものや安いもので十分です!
平山産業 透湿防水バイクカバーは耐久性もあり強くおすすめできる商品ですが、性能が良い分お値段は少々お高め。
価格抑えめなバイクカバーを購入したい方は、タイヤまでしっかり覆える300デニール(300D)以上の厚手のバイクカバーを選ぶことをおすすめします。
任意保険の見直し
寒冷地にお住まいの方などは、任意保険を最低条件に変えておくことをおすすめします。
- 乗らない期間は高い保険料をかけない
- 等級を引き継ぐために解約はしない
雪が降る季節は絶対に乗らない・乗れないよという方は、乗らない期間は最低限の保険内容へ切り替え手続きをすることで費用が戻ってくるメリットがあります。
もし任意保険を年払いにしている方は、次の更新時に月払いへ変更することを検討しましょう。
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