Z900RSを購入して、誰しも悩むことになるであろうシートの硬さによるお尻の痛み。
はっきり言って、Z900RS ノーマルシートは座っただけでも痛い･･
Z900RS ハイシート(ノーマルシート比 2cmアップ)に変更するのもひとつの手ですが、足つき性はそのままでお尻が痛くならないシートが欲しい！
ということで、Z900RS購入を決めた段階でシート加工を依頼することを心に決めました。
どこに頼むべきか悩みましたが、TwitterやバイクサイトでZ900RS乗りに大人気だったシート加工業者 アシヤシートさんを知りそちらで依頼することに。
ただ人気がありすぎて完成まで数ヶ月待ちでしたが、それだけの価値があり信頼されている証拠とも言えるので安心してお任せしました。
待ってでも手に入れたい、要はそれだけ腕が良いってことだね！
バイク シート｜お尻の痛みを改善する方法
長距離ツーリングは楽しいけれど、長時間シートに座り続けることで後半はお尻の痛みとの戦いに･･なんてことはよくあること。
お尻の痛みの原因は、体重がお尻の一部（骨が出ている坐骨）に集中し、血管を圧迫することと言われています。
お尻の痛みは改善する方法はないの？
お尻の血行が促進されることで痛みを和らげることはできるので、
- こまめに休憩を取って体を動かす
- 運転中にお尻の位置をずらす
という2つの方法が効果的と言われています。
ポイントは”痛くなる前に”こまめに休憩を取ることが大切で、一度お尻が痛くなる少々の休憩ではなかなか回復することはありません。
ですがZ900RSの場合、そもそもシートが硬すぎて数十分でお尻が痛くなり、着座位置を変えてもあまり意味がありません･･。
後付けでゲル状の座布団型クッションをシートに敷く方法もありますが、足つきが悪くなる・見た目が悪いなど人によってはデメリットが生じることも。
根本的に解決する方法は、やっぱりシート加工！
自分でアンコ抜きをするをする方もいらっしゃいますが、適当に削ってクッション材を敷くだけでは必ずしも快適になるわけではありません。
こんなはずじゃなかったのに･･と後悔したくない人は、自分好みのシート加工をしてくれるプロの業者さんに依頼したほうが無難です。
自作のシート加工は失敗すると取り返しがつかないからね。
ただシート加工業者に依頼する場合でも、使用している素材は業者さんによって違います。
お尻の痛みを改善したいなら、ダカールラリーなど過酷な状況使用されている衝撃吸収材のT-NETを使ったシート加工業者さんがおすすめです。
アシヤシート｜バイク シート加工業者
今回私が依頼したのは、兵庫県西宮市にあるバイク シート加工業者のアシヤシートさん。
Z900RS専用のシート加工業者ではありませんが、お尻痛に悩むZ900RS乗りがこぞってアシヤシートさんに依頼しているようで、壁にはZ900RSのカスタムシートのサンプルがズラリ。
Z900RSのシート製作探究のために、Z900RSの純正部品を組み立てて作られたジグまで置かれています。
またアシヤシートさんはYouTubeで動画配信されているので、シート加工の過程見ることができます。
手作業でひとつひとつ丁寧に作成されており、ユーザーの声を反映してミリ単位で調整を重ね、熟練の技術で制作されていることが分かります。
納期まで数ヶ月待ちという状況も致し方ありません。
使われている素材は衝撃吸収材のT-NET、ウレタン、クッション材などを組み合わされており、重ね合わせ方で乗り心地が変わります。
これを見る限り、素人がシート加工するのは難易度が高いと言わざるを得ません･･。
アシヤシートさんはブログでも情報発信をされていて、現在の注文状況や予約についてなど発信されています。
乗り心地が良くなるシート加工方法を探求されてて勉強になる！
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１度の人生楽しまなきゃ
サウンドユートピア アシヤさんのブログです。最近の記事は「山形県 S様のシートが完成しました。（画像あり）」です。
続きを見る
アシヤシート｜シート加工 注文方法から制作までの流れ
Z900RS購入予約と同時にアシヤシートさんにシート加工の依頼をすることに決めましたが、当初どこから予約すればいいか注文方法がわからず右往左往。
Twitter・Facebook・Instagram・YouTube・ブログと幅広く情報発信されていますが、公式サイトは見当たりません。
※現在はYouTubeに「アシヤシート 注文予約から制作までの流れ」をアップされています。
私はブログのプロフィールに記載されていた連絡先から注文しました！
どんなシートに加工してほしいのか、事前にアシヤシートさんのYouTubeを見て決めておくと、話がスムーズに進むような気がします。
今回私が依頼したシート加工の内容がこちら。
- ライダー側のみ加工(タンデム側は無加工)
- シート革は純正表皮をそのまま利用
- お尻痛改善
- 足つき改善｜乗り心地改善が最優先
訪問予約にて注文することもできるようですが、お一人で作業されているので事前の来店予約は必須です。
日本全国から注文が殺到しているらしく、急な来店は作業の手を止めることになり迷惑になるので必ず予約しましょう。
アシヤシートさんがYoutubeに注文の流れをアップされています！
引用：アシヤシートYoutubeサイト
注文方法が分からず困っていた人が多かったのでしょうか、動画で説明いただけると分かりやすくいですね。
この動画は2021年8月現在のものなので、注文方法が変更になる場合もありますのでご注意ください。
アシヤシート｜Z900RS 検証シート
Z900RS乗りから絶大な信頼を得ているアシヤシートさんですが、注文が殺到している状態で納品まで約5ヶ月待ちました。
私は運よく女性用の検証シートをお借りできることになりましたが、個数が限られているので必ず借りることができるとは限りません。
あくまでもアシヤシートさん善意の貸し出しシートなので、期間など取り決めがあると思いますので、希望される方は事前に確認してください。
検証シートをお借りできたのは本当にラッキーでした！
貸し出しシートをお借りすることができたおかげで、お尻痛に悩まされることなくツーリングを楽しめました。
検証シートの満足度が非常に高く、数カ月先に納品されるシートに期待いっぱいだったことは言うまでもありません。
アシヤシート｜乗り心地改善シート納品
アシヤシートさんの乗り心地改善対策シートですが、ネーミングの通りお尻の痛みが劇的に改善され、ただただ快適です！
納品後1500km以上走りましたが、坐骨(お尻の尖った骨)の痛みはほとんでなく走れました。
さすがに休まず2〜3時間走れば、体圧で血管が圧迫されて痺れるような痛みが出ますが、これはZ900RSだけに限りません。
ローダウン(アンコ抜き)についてはどうなったの？
女性用乗り心地改善対策シートについて、アシヤシートさんからご回答いただいた内容を抜粋したものがこちら。
ローダウンしていると言えばしているのですが、皆んなが考えるローダウンは、「薄くて低い」イメージがありますが、余り極端に下げてはいません。 理由は、クッションの断面は大まかに言えば台形です。 高さを下げれば下げる程、上面幅は広くなります。
そうすると俗に言うガニ股となり、シート高は下がりますが、足付きは良くなりません。またガニ股だと角に当たる内股に圧迫感が出て、痛みの原因になり易いです。 ですので、下手に下げるのでは無く、上面幅を狭くする方向の方が、足を下に下ろし易くなる為、余り下げていません。
確かにZ900RSの純正シートはアンコ抜きするだけのシート厚がなく、削れば削るほど座面が広くなってしまいます。
削れば足つきが良くなる、というものではないということがよく分かりました。
骨盤が狭い女性用ならではの工夫がされてるんだね！
結論！アシヤシートさんの乗り心地改善シートは効果絶大！
今回納品していただいたシートの感想ですが、足がすっと降ろしやすく、大幅なローダウンはされていないにも関わらず足つきが少しよくなったように感じます。
お尻の坐骨に集中していた体圧の痛みがなくなったことで、ロングツーリングでお尻痛から開放され心から楽しめるように。
またお借りしていた検証用シートは、長時間休まず走るとシートの縁（加工していない箇所との境目）があたるお尻と足が痛く感じることもありました。
こちらも納品されたシートでは、境目が柔らかくなったようで縁の痛みを感じることはほとんどありません。
検証用シートから更に進化させたシートを納品いただき、本当に感謝しています！
シート加工の費用は高いと思う方もいるかもしれませんが、自作でシート加工するより大きな効果が得られると感じます。
ツーリングの快適性を求めるなら、入手しやすいゲルを使ったものより、プロが愛用する衝撃吸収材T-NETを使ったシートがおすすめです。
バイクのシート加工はプロにお任せ！｜まとめ
自作でシート加工されている方もいらっしゃいますが、どの部分をどれだけ削ればお尻の痛みに効果的か、足つきが悪くないか、など素人には分かりません。
私は自作で乗り心地改善シートを作る自信がありません･･
その点数多くのシート加工を施している業者に依頼するなら、自分好みのシートを作成してもらえます。
シート加工費用は、私のようにライダー側のみ加工・純正表皮を再利用した場合と、ライダーおよびタンデム加工＆シート素材変更などでは倍以上価格差が出ることも。
乗り心地は劇的に良くなるのでZ900RS乗りは必須のカスタムだと思いますが、カスタム箇所はしっかり熟考の上依頼することをおすすめします。
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