前回の記事で紹介したとおり、電源一括管理できるD-UNITと取り付けが完了したので、今回はUSB電源を取り付けます。
購入したのはニューイング USBステーション 2口タイプ NS-005。
バッ直じゃないので配線の加工処理が必要ですが、初心者ライダーの私でも工具とギボシさえあれば簡単にできましたが、一番悩んだのがメインユニットの置き場所。
どこに設置するかで難易度が変わることが分かり悩みましたが、どうにか自分でも取り付けができました。
USB電源とドラレコの取り付けを同時進行でやったよ!
サイドパネルの取り外し方や、配線のやり方、難しく感じた点を素人目線ですがレビューしたいと思います。
この記事は個人のカスタム情報です。カスタムは自己責任でお願いします。
ニューイング|USBステーションダブル2 NS005
NEWING(ニューイング) USBステーション 2口タイプ NS-005は、バッテリーに接続して電源が取れるユニットで、5V 最大電流4.2A(1口2.1 ✗2)に対応。
USB 1口タイプやシガーソケット付きなど種類豊富で、取り付けたいアクセサリーに合わせて選ぶことが可能。
どの種類にも防水ゴムキャップがついているため、急な雨やホコリの侵入を防いでくれます。
またハンドルまわりに固定するためのアイテムがはじめから付属しているので、自分好みの位置に取り付けることができます。
USBケーブルに取り付けることができるUSBカバーが2つ付属しているのも嬉しいポイント。
スマホ・ナビの雨対策の記事でも紹介しましたが、多少の雨ならそのままスマホにケーブルを繋いだ状態で走っても故障知らずです。
故障が不安な方は、雨の日はケーブルを外してキャップをしよう!
Z900RSカスタム|ニューイング USB電源をD-UNITに接続
電源一括管理できるD-UNITの3つあるギボシ端子のひとつにUSB電源を取り付けます。
ただし、ニューイング USB電源はクワ型(Y型)端子になっているため、そのままではD-UNITに繋ぐことができません。
クワ型端子をギボシ端子に加工する作業が発生します。
作業に必要な工具は、電工ペンチとCA/CB103 ギボシ端子セットのふたつ。
D-UNITのギボシの規格に合わせてCA/CB103ギボシを準備しよう!
ギボシ加工
はじめてのギボシ加工だったので不安でしたが、エーモンの公式動画「ギボシ端子のかしめ方」が大変わかりやすく参考にさせていただきました。
下記画像のように、ニューイングのクワ型端子をそれぞれギボシ加工していきます。
赤キャップがプラス線、青キャップがマイナス線で、D-UNITに接続するためのオス・メスを間違えないようにしてください。
Z900RS|サイドパネルを外す
USB電源のケーブルを通すために、サイドパネル(画像のグリーン塗りつぶしの部分)とグレーパネル(画像のオレンジ塗りつぶし部分)を外します。
サイドパネルは画像の通り、Z900RSの文字があるパネルとシルバーパネルが一体になっているので注意してください。
まずはサイドパネルを取り外す手順から説明します。
Z900RSのサイドパネルは、下記画像の緑丸部分のネジとはめ込み式のグロメット 5箇所で取り付けてあります。
緑丸のネジを外したら、サイドパネルを手前にゆっくり引けば外れます。
シルバー色のパネルだけ持って引っ張ると、接着部分がメキッと割れる可能性がありますので、全体を少しづつ丁寧に外してください。
グロメットの位置(下記画像の緑丸)が事前に分かっていれば簡単に外すことができるので、下記画像を参考にしてください。
ちなみに、上記画像のピンク丸はタンクを留めているネジになります。
サイドパネルを外すと純正用のグリップヒーター取り付けソケット(黒ソケット)があるので、ここからアクセサリー電源を取ることもできます。
Z900RS|グレーパネルを外す
次にサイドパネルの手前、ハンドル下側にあるグレーパネルを取り外します。
グレーのパネルは、画像上側の緑丸がネジ、下側はプッシュリベットで止まっています。
”プッシュリベットの外し方”で検索すれば詳しい情報が見れると思いますが、ドーナツ状の中心をまっすぐ押し込むとリベット留めが解除されます。
取り外したネジ類は、バラバラになったり紛失しないように、何かしらのケースに入れておくことを強くおすすめします。
USBとメインユニットの位置決め
USB差込口とメインユニット(USB差込口と端子の中央付近にあるボックス)の取り付け位置を決めます。
メインユニットは大きさがあるので、取り付け位置に悩むね・・
メインユニットには防水の記載がないため、とりあえずグレーパネルの中に入れる計画でしたが、ユニットが大きすぎてパネルがはまらない事態に・・。
悩みましたがメインユニットをすっぽり隠すために、最終的にタンクを浮かせて配線することにしました。
タンクを外さない方法で配線されている方もいらっしゃいますし、正解・不正解はないのでここはお好みでどうぞ。
どこに設置するかで難易度が変わるよ・・
Z900RS|タンクを浮かせる
タンクを浮かせるためには、タンクを留めているネジを4箇所外す必要があります。
両サイドパネルを外したら出てくるネジ(グロメットの位置画像参考/ピンク丸)を外すので、右側のサイドパネルを左側同様に外します。
次に前側のネジふたつ(画像ピンク丸部分)を外すと、タンクが浮く状態になります。
タンクは傷つきやすいので、工具がぶつからないようにしっかり養生してからネジを外します。
ひとりでタンク浮かして配線したので力尽きて画像がありません・・
配線するためにタンクの前側から左側面を少し浮かせたいので、タンクの両端を持って浮かし、隙間に養生用に準備したタオルを数枚挟み込みました。
浮かせる際にぶつかってタンクが傷つかないように、タンク後ろ側とバッテリーの隙間にもタオルなどを挟み込んでおくことをおすすめします。
タンクをもとに戻す際は、4箇所のネジ穴がずれている可能性があります。
穴の位置とネジが合っているか事前の確認は必須。
Z900RS|USB電源ケーブルの配線
USB電源のケーブル配線は、すでにバイクで結束バンドなどでつながっている箇所に相席させるように取り付けます。
上記画像の黄色のラインが配線イメージ。
この際ハンドルを左右に動かし、取り回しに影響がないか確認しながら作業を行います。
今回タンク周りに配線することにしたので熱が気になり、配線コードを熱や摩擦から保護するエーモン 配線保護スリーブとエーモン 耐熱 結束テープを使用しました。
この配線スリーブは伸びて広がる素材なので、ケーブルやユニットなどまとめて収納することができます。
ただニューイングのメインユニットは大きく入り切らなかったので、余っていたキジマの配線カバーを切断加工してユニットカバーとして使用。
配線カバーの耐熱温度などは不明なので自己責任で・・
Z900RS|パネル取り付け
グレーパネルを取り付けたら、サイドパネルの取り付けを行います。
サイドパネル取り付けの際は、5箇所のグロメットにはめ込むように取り付けますが、押し込む力でグロメットが走行中に外れてしまうことがケースがあるようです。
それを防ぐために、取り付けの際にグロメットにゴム製パーツ保護剤のラバープロテクタントをスプレーしました。
スルリと滑るようにはめ込むことができ、ゴムの劣化も防いでくれるので一石二鳥。
初心者ライダー|カスタム・メンテ注意点まとめサイト
よくわからないまま、なんとなくバイクのカスタマイズを行うのは危険極まりありません。
初心者だからこそある程度知識を付けてバイクを触るべき!
YouTubeやブログなどに同じ車種を購入した先輩方が情報をあげてくださっているので、事前にカスタマイズ情報を見ておくことをおすすめします。
またバイク情報サイトやメーカーでも、カスタムするためのお役立ち情報・注意点をまとめてくださっています。
今回私が参考にさせていただいたサイト・動画はこちら!
初心者ライダー必見!エーモン DIY SCHOOL動画
工具類の使い方の勉強に!エーモン|DIY情報 製品の使い方をご紹介
基礎知識が分かる!タンデムスタイル|バイクのNGメンテナンス集
USB電源はメインユニットの処理が最大の課題|まとめ
メインユニットをタンクの中に入れ込む際は、誰か手伝って〜!と言いたくなりましたが、どうにかひとりで取り付けることができました。
ドラレコも同時に取り付けましたが、はっきり言って一番大変だったのがUSB電源のメインユニットの処理。
メインユニットがニューイングの半分程度の大きさのデイトナ USB電源 93040にしようかとも考えましたが、こちらは2ポートUSB 5V2.1Aがネックに。
デイトナが5V 4.2Aだったらタンクを持ち上げなくてもよかった・・
ネイキッドバイクはカウルがないので隙間がなく、配線・ユニット設置場所には困りましたが、一度経験したので多少自信がつきました。
あとは壊れないでいてくれたらそれで良し!
※記載にミス・間違いがあれば指摘してください。
当方初心者ライダーで、カスタムも調べながら頑張ってます・・
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