どれだけ事故に気をつけていても、もらい事故や急な飛び出し、あおり運転などの被害にいつ合うか分かりません。
自己防衛のためにも、バイクに前後ドラレコは必須!
ということで、Z900RSにミツバサンコーワの前後2カメラのドラレコを自分の手で取り付けることにしました。
ディーラーに依頼すると工賃だけで約4万円、バイクショップへ依頼した場合の工賃は1.2万円から2万円程度かかります。
自分でやると工賃が浮くし、その分他のカスタムに回せるね!
プロのような配線処理はできませんが、ドラレコ本来の働きをしてくれたら十分です。
この記事では、Z900RSにドラレコを取り付けた際に必要なもの・配線処理方法などをレビューしています。
この記事は個人のカスタム情報です。カスタムは自己責任でお願いします。
ミツバサンコーワ EDR-21|ドライブレコーダー
今回購入したバイク用のドライブレコーダーは、ミツバサンコーワ ドラレコ 前後2カメラ EDR-21。
バイク購入時に数店のカワサキプラザで見積もりをお願いしましたが、どの店舗でもミツバサンコーワをおすすめされました。
以前の愛車 CB400SFでも使用していましたが、不具合など一切なく満足度・信頼感も高かったため今回もミツバサンコーワ製のものに決定。
ドラレコに必要なスペックを兼ね備えた信頼できる製品です!
- 前後2カメラ|フロント・リア
- 常時記録(上書き)タイプ
- 画質|フルHD / 画角|162度
- 防水・防塵
- 全国のLED信号対応
ミツバサンコーワ ドライブレコーダーの特徴や比較については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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バイクには前後のドライブレコーダーが必須の時代!|おすすめドラレコはミツバサンコーワ
続きを見る
ドラレコ EDR-21|取り付け時に必要となるもの
ドラレコ本体|前後カメラ必須!
最近はバイクにもドラレコを付けることが推奨されていますが、取り付けるなら前後ドラレコを強くおすすめします。
ショップに取り付けを依頼する場合は、2カメラとなると工賃が約2倍と高くはなりますが、事故にあったとき自分を守ってくれる大切なもの。
他のカスタムパーツを後回しにしてでも、ドラレコは付けておいたほうが無難です。
ドラレコ取り付けステー
取り付けステーを自作される方もいますが、私にはそんな技能も工具もないので、おとなしく市販のものを購入。
プロトやタナックスなど、数多くのメーカーがステーを出していますが、今回購入したのはPOSH ドライブレコーダー取り付けステーセット。
4つのステーと取り付けに必要なネジなどが一式付属されています。
- フロントカメラステー(ステム下側、ホーン横に固定)
- リアカメラステー(ナンバープレートと共締め)
- スイッチ&アンテナステー(クラッチ側)
- 本体ユニット固定ステー
Z900RS用に設計されているので取り付けが簡単で、なにより一番の悩みだったシート下の本体取り付けも専用ステーで隙間にスッキリ収まります。
またどのネジをどこに使用するかなど、詳細に書かれた説明書付きなので、取り付けに悩むことはありません。
Z900RS カスタム|ドラレコ EDR-21をD-UNITに接続
以前の記事で紹介しましたが、ぐちゃぐちゃになりがちなシート下の配線を整理するためのアイテムD-UNITをZ900RSに取り付けています。
このD-UNITにドラレコ EDR-21を接続するので、ドラレコの取扱説明書とは異なる配線になります。
マニュアルには当然バッ直の配線図しか書いてないよね。
名称 | 種類 |
電源コード(青):IG | イグニッション電源 プラス |
電源コード(赤):+ | バッテリー電源 プラス |
電源コード(黒):− | バッテリー電源 マイナス(アース線) |
ここで迷ったのは、赤と青 プラス線が2本あること。
D-UNIT自体がキーのオン・オフに連動するACC電源と繋がっているため、青ケーブルのIG電源はどう処理すべきなのか?
同じように疑問に感じている方が、amazonや知恵袋などに質問をあげていましたが、回答が人によって違うため何が正しいのか分からない・・。
電装系は素人には無理なのか・・と諦めかけていたところ見つけました!
ミツバサンコーワのサイトに答えが書いてありました!
プラス線が2系統ある理由は、以下のように用途が異なるから。
青ケーブル|IG電源 | ドライブレコーダーを駆動する為のメインの電源 |
赤ケーブル|バッテリー電源 プラス | 時計の時刻を記録しておく為の電源 |
青ケーブルのIG電源は、キー(イグニッション)のオン・オフに連動させる必要がある電源です。
ではどこに繋ぐのかというと、D-UNIT自体がキーのオン・オフに連動させてあるユニットなので、D-UNITのプラス線へ取り付けます。
赤ケーブルのプラス線は、キーのオン・オフで時刻がリセットされないようにするため、バッテリーのプラスに直接取り付けます。
正確な時刻データが記録されていないと、事故が起きたとき困るからね!
それでも不安だったため、ミツバサンコーワのカスタマーセンターに問い合わせをして確認したところ、下記の接続で問題ないとの回答をいただきました。
D-UNIT・ドラレコ接続|まとめ
- 黒ケーブル マイナス線: D-UNITのマイナス線へ
- 青ケーブル IG線: D-UNITのプラス線へ
- 赤ケーブル プラス線: バッテリーのプラスへ(バッ直)
ドラレコ EDR-21|接続のための加工
ミツバサンコーワのドラレコとD-UNITを繋ぐためには、ドラレコの接続端子部分を加工する必要があります。
加工が必要となるのは、黒ケーブルと青ケーブル。
赤ケーブルはそのまま使用するので、加工する必要はありません。
上記画像の赤ケーブルは、私のミスで一旦ギボシ加工してしまったため、丸型端子に戻す加工をしています・・。
ギボシはD-UNITに合わせてCA/CB103サイズのギボシを用意します。
端子加工に不安がある方は、エーモン公式サイトのDIY School がとても分かりやすくて勉強になるのでおすすめ。
Z900RS カスタム|ドラレコ本体 取り付け
シート下のスペースが極狭のZ900RSですが、POSH ドライブレコーダー取り付けステーセットを使えば悩むことなくスッキリ収納できます。
ETCユニット手前のボルト(下記画像の緑丸)を外し、専用ステーを取り付けるだけ。
シートが当たるんじゃないかと不安でしたが、2021年モデルのZ900RSでも問題なく取り付けできました。
ステーの固定方法は、説明書には付属の両面テープで取り付けるように記載がありましたが、取り外す可能性を考慮して貼ってはがせるタイプの両面テープに変更。
取り付け位置が固定されるからステーセットはおすすめだね!
Z900RS カスタム|スイッチステー
今回は使用しませんでしたが、POSH ドライブレコーダー取り付けステーセットにはスイッチステー(クラッチ側)が付属しています。
GPSモデル付きのドラレコを取り付けらるなら、GPSアンテナとスイッチをまとめて取り付けることができるので便利!
※画像出典:POSH公式サイト
GPSなしモデルのドラレコはスイッチだけなので、今回はこちらのステーは使わず、クラッチレバー横のスイッチボックスにスイッチを直接取り付けました。
また別売りになりますが、ブレーキ側に取り付けることができるスイッチステーも販売されているのでお好みで。
Z900RS カスタム|ドラレコ配線 フロント
フロントカメラステーの取り付けは、指定のネジを外してステーを挟んで取り付けるだけなので簡単です。
※画像出典:POSH公式サイト
ステーにカメラ本体を取り付ける際は、付属の両面テープかナイロンナット、どちらか選ぶことができます。
しっかり固定したいのでナイロンナットを選びましたが、小さなナイロンナットの締め付けには少々苦戦しましたが、コツを掴めばすんなり取り付けできました。
フロント・リアカメラの角度調整は取り付け完了後にスマホアプリで設定するので、ここでは本締めはしないでおきます。
フロントカメラはUSB電源の取り付けと同時進行で行ったため、配線処理方法についてはこちらの記事「USB電源取り付け方法」を参考に。
USB電源取り付けのために行ったZ900RSのサイドパネル取り外しやタンクの浮かし方など、詳しく記載しています。
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【Z900RS カスタム】USB電源取り付け|2口合計4.2A取れるニューイング NS-005をD-UNITに接続
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Z900RS カスタム|ドラレコ配線 リア
リアカメラステーはナンバープレートと共締めのため、一旦ナンバープレートを外し、ステーを間に挟んで取り付けるだけ。
フロントカメラステー同様に、カスタム初心者でも簡単に取り付けできます。
※画像出典:POSH公式サイト
フェンダーレスの場合取り付けができない可能性があるのでご注意ください。
リアカメラの配線をどうするかが一番の課題・・
リアカメラの配線ですが、Z900RSのシートの裏側(リアタイヤ上部)に穴などは開いていないので、配線を通すことができません。
車体に穴を開けたくないし・・と迷ったあげく、とりあえず以下のように配線しました。
リアカメラの配線を緑矢印でフェンダー裏側に回し、エーモン 配線止め金具で固定。
緑矢印から青色矢印まではフェンダーの裏面に配線を通し、黄色矢印部分でテールカウルの隙間を通してシート下に配線を引き込みました。
エーモン 配線止め金具は防水仕様ではないので接着力に不安があるため、接着力が強い3Mの車輌用 両面テープに張り替えを検討中。
テールカウルの隙間から、下記画像のようにケーブルをシート下まで引き込みました。
ドラレコのケーブルは太いので、カウルの隙間を広げないとシート下に配線を引き込むことができません。
テールカウルの隙間からケーブルを通すだけなので、広げる隙間はわずかでOK。
左側のテールカウルを留めてあるネジを取り、グロメットから引き抜くように引っ張り隙間を開け、ケーブルを通したらもとに戻すだけ。
簡単だけど強く引っ張ってカウルを割らないように注意してね!
フロントカメラ・スイッチ・リアカメラの配線が完了したら、ケーブルをドラレコ本体に繋ぎ、黒・青コードをD-UNITへ、赤コードをバッテリーに繋いだら完成です。
ドラレコのケーブルはテールカウルの下の隙間に押し込みましたが、こういうところがプロと初心者の違いなのかもしれませんね。
最後にスマホアプリでドラレコ画像設定したら完了!
WIFIとの接続、カメラの角度・向き調整は、付属の取扱説明書に詳しく書かれているためここでは割愛しますが、手順通りにすれば簡単に設定できます。
ドラレコ取り付けは初心者でもできる!|まとめ
自分でチャレンジしてみて、最悪取り付けができない場合は商品持ち込み(工賃は1.5〜2倍)でお願いすればいい!
まずは自分で配線の段取りを組んでイメージを膨らませ、これならできると感じたので、ドラレコ取り付けに挑戦してみることにしました。
実際にやってみて感じたのは、USB電源の配線処理よりドラレコ配線のほうが自分的には簡単でした。
USB電源の配線ではユニットが無駄に大きく、配線を通すためにタンクを浮かすことになりましたが、ドラレコ単体の配線処理だとサイドパネルを外すだけで処理できます。
ドラレコの取り付けは、カスタム初心者でも比較的簡単にできる!
もちろん、プロのようにキッチリした配線はできず甘さがあるとは思いますが、ドラレコの取り付け自体はカスタム初心者でも頑張ればできます。
ただ情報を収集するのが大変ではあるので、Z900RSのドラレコ配線の取り回しを記事にしてみました。
人によってカスタム内容は異なりますし、配線処理方法も違いがあるとは思いますが、参考になれば嬉しいです。
※記載にミス・間違いがあれば指摘してください。
当方初心者ライダーで、カスタムも調べながら頑張ってます・・
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