大型二輪免許取得を目指して挑む、初めての技能教習は2時間ワンセット。
まずは大型バイクの加速力や、バイクの大きさに慣れるところからスタートするんだろうと考えていました。
が!普通二輪からのステップアップするメンバーがまとめられたグループだったので、カリキュラムの進むスピードは普通二輪免許取得時とは比較になりません。
※普通二輪免許からのステップアップ体験談です
【大型二輪】第一段階のカリキュラム
普通二輪免許からのステップアップなので、受講項目は1・5・8〜12・15〜17のみ。
第1段階はトータル5時間しか実写教習がありません。
第一段階|目標
- 運転装置の働きを理解し、正しい手順で操作できる。
- 正しい運転姿勢で基礎的な走行ができる。
- 確実かつ円滑な運転操作ができる。
- 車両特性等に応じた基本的な走行ができる。
受講 | 項目名 | 項目名ごとの目標 | |
① | ● | 車の取扱い | 安全な運転の前提として、エンジン停止状態における取扱いができる。 |
② | 自動車の機構と運転装置の取り扱い | 運転装置の機能等や自動車の走行の原理を理解するとともに、各装置の正しい取扱いができる。 | |
③ | 運転姿勢 | 安全を意識した乗り降りができ、正しい運転姿勢がとれる。 | |
④ | ブレーキ操作の仕方 | 各種のブレーキ操作ができる。 | |
⑤ | ● | 発進及び停止の仕方 | 正しい操作手順で発進と停止ができ、バランスが崩れたときの対処の仕方を理解する。 |
⑥ | 変速操作の仕方 | 変速チェンジの手順と操作が正確にできる。 | |
⑦ | 安全走行 | 四輪車、二輪車の死角を理解し、情報を的確にとることができる。 | |
⑧ | ● | 円滑な発進 | 加速 周囲の状況に応じた、確実、安全な発進及び加速ができる。 |
⑨ | ● | 速度の調節 | 円滑な加・減速及び意識した速度を保つことができる。 |
⑩ | ● | ブレーキ操作 | 前後輪、エンジンブレーキの特性をつかみ、思いのまま安全かつ円滑で確実な制動ができる。 |
⑪ | ● | バランスの取り方(直線) | 直線路を安全にバランスをとり走行できる。 |
⑫ | ● | バランスの取り方(曲線) | 曲線路を安全にバランスをとり走行できる。 |
⑬ | 車両特性を踏まえた運転 | 車の傾き具合等二輪の車両特性を意識し、注意深く路面の状態を掴むことができる。 | |
⑭ | 坂道の通過 | 勾配に応じた速度やギアを選ぶことができ、円滑に通過することができる。 | |
⑮ | ● | 坂道における停止及び発進 | 上り坂及び下り坂での停止や発進が安全かつ円滑にできる。 |
⑯ | ● | オートマチック車の運転 | オートマチック車の特性を理解し、基本的な操作と走行ができる。 |
⑰ | ● | 教習効果の確認(みきわめ) |
【大型二輪】第一段階|技能教習 1〜2時間目
二輪免許のコツは、普通二輪免許取得の体験談に記載しています。
大型二輪免許の方では、普通二輪との違いなどをメインに書く予定です。
はじめての大型二輪教習を楽しみにしていましたが、残念ながら雨のなかでの教習に。
バイクで行かなかったので教習所のレインウェアをお借りしましたが、大きいし蒸し暑くて汗だくになって辛かった。
大型二輪 1〜2時間目の実車教習カリキュラムがこちら。
- 引き起こし
- スラローム
- 一本橋
- S字
- クランク
- 速度35kmの急制動
- 波状路
普通二輪から大型二輪にステップアップするグループだったので、引き起こし後はすぐバイクに乗車しコース内を走行。
やはり大型バイクは発進時の加速力が力強いので、慣れるまではアクセルのコントロールが難しく感じます。
あとはタンクが大きくなったので、ニーグリップがしにくい。
普通二輪との違いは、新しいカリキュラムの波状路があることと、一部のカリキュラムの目標タイムが異なること。
大型二輪|カリキュラム別目標タイム
一本橋 | 10秒以上 |
スラローム | 7秒以内 |
波状路 | 5秒以上 |
とりあえず一本橋は苦手意識がないので、目標タイムの10秒は練習さえすれば問題なさそう。
スラロームやクランクについては、車体が大きくなったことと、微妙なアクセルワークができていないので、まだまだ練習が必要です。
S字や急制動は、大型バイクに変わってもさほど影響はありませんでした。
波状路
波状路は不等間隔におかれた9つの段差を、立ち姿勢の状態のまま5秒以上かけて走行するカリキュラム。
コースアウトはもちろん、エンストや足つきでも一発不合格となるので気が抜けません。
タンクの上に身体を持ってくることで、ステップ 7:ハンドル 3の割合で体重をかけて、ローギアかつ半クラッチ(断続クラッチ)で侵入します。
目線が高くなるのでどうしても腰が引けてしまいがちですが、そうなるとハンドルに体重がかかりません。
ハンドルに体重を乗せることでハンドルが取られにくくなるので、コースアウトしないためには重要なポイント。
またシートに跨った状態のハンドルの握り方と、立ったときの握り方は手首の角度が違います。
立ち姿勢になってすぐにハンドルを握り変えると、手首への負担なくハンドルに体重をかけることができます。
肘と膝は少し曲げてリラックスした状態にすることで、段差を乗り越える際のショックを吸収できます。
私は段差を乗り越える際にハンドルが暴れてコースアウトするので、段差に差し掛かったら肘を曲げて、ハンドルに体重をかけることを意識しました。
教官のお手本走行では、アクセルとクラッチ操作で強弱つけながら凸凹道を乗り越えていましたが、やることが多すぎて無理!
という事で、アクセルは一定速度に回しておいて、半クラッチで乗り越えることに。
あまり強くニーグリップしすぎると、バイクの揺れがダイレクトに身体に伝わるのでふらつく原因に。
タンクを膝で軽く押さえる程度でOK。
バイクの上に立つ姿勢で凸凹道を走るので、身体が恐怖でこわばりバランスを失い派手に転倒してしまいました。
波状路のコツ
タンクの上に身体がくるように前傾姿勢で、体重の分配はステップが7割、ハンドルが3割にすること。
肘・膝は少し曲げてリラックスした状態にすることでショックを吸収できる。
ハンドルが暴れる原因は、ハンドル側に体重がかかっていない可能性が高いため、段差を乗り越えるときは肘を曲げるように意識。
【大型二輪】技能教習 1〜2時間目|教習が終わって
はじめて大型バイクに乗って感じたのは、教習所用にカスタマイズされた教習車でも加速力はあるなということ。
微妙なアクセルワークができずノッキングしたり、右左折で大きく膨らんだりと、まだまだ慣れが必要です。
普通二輪免許を取得した教習所で大型二輪も取得することにしたのですが、「お久しぶりです、Huuubさん」と名前を呼ばれ・・。
すでに今回の大型二輪教習でも初回でコケてますが、それでも!今回も楽しく頑張ろうと思います。