ツーリング先でKTRCエラーと警告インジケーター、エンジン警告灯の表示が出てしまい、慌ててカワサキプラザへ行ってきました。
が!到着するまでに警告表示が消えてしまったため、カワサキプラザの故障診断機にかけても具体的な解決策は分からずじまいという結果に。

整備士さんに「次の車検時にバッテリー交換をおすすめするつもりでしたが、不具合に影響している可能性もあるため交換した方が安心かも・・」と言われ、確かにそろそろ替え時だなと。
ですが診断機の結果バッテリーが弱くなっているわけではないようなので、交換して解決するのか不安があります。
根本的な解決になるのか、また警告灯表示が出てしまうんじゃないのか、と考えたら不安に。
同じ症状に悩む方のYouTubeやSNSをチェックすると、プラザに行かなくても警告灯表示エラーを消す方法があることを知りました。
この記事では備忘録も兼ね、Z900RSの警告灯表示・エラーの対応についてまとめました。
この記事は個人のメンテナンス情報です。対応するしないは自己責任でお願いします。
Z900RS|KTRC・エンジン警告灯 エラー表示
ツーリング先で撮影を楽しんだあと出発しようとしたところ、メーターに警告灯などのエラー表示を発見。

- KTRCモードインジケータ: KTRC ERROR
- 黄色警告インジケーターライト: 点灯
- 黄色エンジン警告灯: 点灯
- 黄色ABSインジケーターライト: 点灯
KTRCは基本的に「1」になっているはずですが【KTRC ERROR】の表示になっており、合わせてエンジン警告灯・黄色警告インジケーターライトが点灯。
黄色ABSインジケーターライトはエンジン始動時には点灯しますが(正常)、すぐに消え走行時に点灯したままになることはありません。
取り急ぎ走ることはできたので、邪魔にならないところにバイクを動かしてカワサキプラザへ状況を報告。
相談した結果、走れることは確認済みなので無茶な走りはせずにカワサキプラザへ点検に行くことになりました。

エンジン警告灯が点灯した状態で走れないことはありませんが、メーターを見るたびに不安になるし、なんだかパワーが出ないような気がする。
自宅に戻ってサービスマニュアルを読んだところ、「不具合を生じると警告灯などで通知しフェイルセーフ機能が開始される」とのこと。
フェイルセーフ機能は、異常を検知した際にエンジンの回転数などを制御して、危険を避け致命的なダメージを与えないようにする機能なんだとか。

道中休憩を何度か挟んだためか警告灯ランプは消え、その状態で整備士の方に見ていただくことになり、結果原因を特定することはできませんでした。
内部の配線などチェックする場合は時間がかかる(最悪入院)ため、この日はバッテリー交換を検討することを伝えて帰宅。
とりあえず様子見となりましたが、またツーリング先で警告灯ランプが光ったら・・と思うと不安が残ります。
自分でできる対応策はないかと調べたところ、エラーの内容特定、警告灯点灯の削除ができるOBD2診断機なるものがあることを知り購入を検討中です。

OBD2診断機
OBD診断機とは、On Board Diagnostics(車載式故障診断装置)のこと。
コンピューター制御された車体に搭載されている電子制御装置の故障を診断するための装置で、目視で判断できない不具合を発見することができます。

一般的に表示灯などのエラーを消すためには、カワサキプラザに出向いて診断機にかける必要がありますが、OBD2診断機があれば持ち込まなくても表示を消すことができます。
基本的に警告灯ランプが点灯した際は即プラザへ行くつもりですが、行けないときのお守りとして持っておけば安心ではないかと考えています。
安価なBluetooth接続するタイプ(診断はアプリで)もありますが、接続が不安定などといった口コミが目立ったため液晶付きのAutel Autolink AL319 OBD2 診断機を検討中。
メンテナンスパックに加入していないと、カワサキプラザの故障診断システム(KVCS)の診断は基本的に有料という情報をみかけました。
エンジン警告灯エラーが頻繁に発生する場合などは、OBD2診断機を所持しておき、エラーが解除されないときはプラザへ持ち込むというのもひとつの手かもしれません。

この記事は個人のメンテナンス情報です。対応するしないは自己責任でお願いします。
OBDアダプター
OBDアダプターは、OBD対応された車両に汎用OBD2故障診断スキャナーを接続する為のアダプターです。
安心のキタコ製を購入しようと公式サイトを確認したところ、カワサキ車用と記載のある「OBDアダプター 764-9000400」を発見。
ただよく見ると「ISO準拠された赤色6Pカプラーの車両は764-9000110を使用して下さい」と記載あり・・。

調べたところ、2021年式以降のZ900RSは【型番: 764-9000110】の赤色カプラーではないと診断機接続ができないとのこと。
車体・年式によってアダプターが異なるため、ご購入時はよく確認してください。
Z900RS KTRCエラー・警告灯表示|対策【備忘録】
Z900RSの警告灯が表示された際に覚えておきたい「自分で警告灯を消す方法」「自己診断モード」「表示単位の修正」を備忘録として残しておきます。
エンジン警告灯を消す方法
諸説あって秒単位なのか分単位なのか不明なところはありますが、SNSやYouTubeなどに紹介されていた方法を記載しておきます。
- イグニッションスイッチをONしてエンジン始動
- 30秒アイドリング
- 時速40km程度で10分走行
- イグニッションスイッチをOFF
- 30秒程度待機
これを3回程度繰り返することで、プラザに行かずともエンジン警告灯を消すことができるそうです。
多くの方が対処している方法なので効果があるのではないかと期待はしていますが、上記手順を踏んでも消えなかったという方もいらっしゃるそう。

自己診断モード
Z900RS サービスマニュアルには、サービスコード(エラーコード)を表示させる自己診断モードというものがあると記載がありました。
「自己診断を行う場合は充分に充電したバッテリを使用すること」など注意事項もあるため、対応する場合は注意が必要です。
この記事は個人のメンテナンス情報です。対応するしないは自己責任でお願いします。
A:アッパボタン|B:ロアボタン|C:LCD(サービスコード)
- イグニッションスイッチをOFFにする
- イグニッションスイッチをONにする
- オドメータを表示させる
アッパボタンを2秒以上押す【自己診断モード開始】 - LCDにサービスコードが表示される(2桁の番号)
- 自己診断を終了するには
・サービスコードが表示された状態でアッパボタンを2秒以上押す → LCDの表示が前の画面に戻る
・イグニッションスイッチをOFFににする
※問題を認識できない不具合もあるため注意
素人ではサービスコードを表示させても意味がないかもしれませんが、一応サービスマニュアルに記載されているサービスコード表をアップしておきます。

あくまでもこの記事は個人のメンテナンス情報ですので、対応するしないは自己責任でお願いします。
サービスコード一覧
表示モード|単位の修正

自宅に戻ってすぐZ900RS サービスマニュアルで調べ、無事mile(マイル)表示からkmに修正することができました。
- イグニッションスイッチをONにする
- アッパボタンまたはロアボタンを押してODOモード(オドメーター)にする
- ロアボタンを押し続ける → ロアボタンを離して2秒以内にアッパボタンを押し続けると2秒ごとにディスプレイの表示が切り替わる
- 表示させたい単位に合わせたら終了
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