駐輪場で自転車にぶつけられてZ900RSのタンクに傷が・・
私が住むマンションは、自転車置き場とバイク駐輪場が並んでおり、愛車はちょうどその境目に停めています。
バイク置き場は場所指定のため、他に空いている場所もなければ移動することもできません。
嘆いていても元に戻ることはないので、タンクの傷をコンパウンドとタッチアップペンで自己補修してみました。
この記事では修復時の失敗談含めた結果をレビューしています。
この記事は個人のカスタム情報です。カスタムは自己責任でお願いします。
バイクの傷の補修に必要なもの
まずはタンクの小キズ補修に必要なアイテムを揃えます。
- シリコンオフ|脱脂
- マスキングテープ
- 耐水サンドペーパー
- タッチアップペン(タッチアップペイント)
- コンパウンド
- クロス・ウエス・使い捨て手袋
小キズ補修おすすめ|タッチアップペン
タッチアップペン(タッチアップペイント)は、ペン型の補修用筆付きペイントです。
先はマニキュアのような細い筆になっているため、立ちゴケや飛び石でできた小キズの補修に適していますが、反面、広範囲の傷には不向きです。
小キズを目立たなくさせるために大切なポイントは、必ず車体にあったカラーを選ぶこと。
例えば黒でもメーカーや年式、車体によって色味は異なっているため、カラーが違うとタッチアップペンで塗った部分だけ違和感が出てしまいます。
車体のカラーナンバーはディーラーに確認すれば教えてくれる!
小キズ補修おすすめ|3M コンパウンド
いくつかコンパウンドは持っていますが、なかでも今回紹介する3M|スリーエム コンパウンド 3本セットは美しく仕上がるので本当におすすめ!
お値段は決して安くはありませんが、小容器セットなら比較的お求めやすいので、ワンセット持っておけば安心です。
一般的なコンパウンドと同じように使用してしまうと、研磨力が強いため必要以上に削れてしまうので注意が必要です。
プロも使うだけあって仕上がりの美しさはピカイチ!
以前から気になっていた、ライディングパンツの擦れ痕やシートバッグがあたるカウル部分のくすみもピカピカに!
安いコンパウンドとの仕上がりの差は大きく、高いだけの価値はあると思える製品です。
その他補修アイテム
タッチアップペンと3M コンパウンド以外に、今回新たに購入したしたものは以下のふたつ。
マスキングテープ
自宅にあった一般的なマスキングテープと塗装用を使いくらべてみましたが、どちらも耐水ペーパーで研磨するときに削れてしまうので、専用品でなくても問題ないかもしれません。
ホルツ 補修用品 耐水サンドペーパーセット
4種類(#400/#800/#1200/#2000)の耐水ペーパーが入っており、各サイズ 1枚づつでサイズは114mm×93mmと小さめです。
耐水ペーパーは使い切りですが、小さく切って使用するのでこの大きさでも余裕でした。
タッチアップペンで自分で補修する手順
step
1ペイント前の下準備
塗装箇所の汚れを落とし、シリコンオフで脱脂する
傷口の状態(サビやバリ傷)によっては、事前に塗装面を耐水ペーパーやコンパウンドで綺麗にしておく
step
2マスキングテープを貼り付け
傷を囲い込むようにマスキングテープを貼ることで、不要な箇所にペイントがつかず、研磨時は削り過ぎを防ぐ効果も
マスキングテープは2〜3枚重ねて貼り、研磨時に1枚づつ剥がしていく
step
3タッチアップペンで塗装
タッチアップペンをよく振り塗装する
直接塗りにくい傷の場合は、爪楊枝や綿棒にとり少しづつ塗り重ねる
塗装は乾くと痩せて窪んでしまうので、時間をおいて何度か塗り直す
塗るというよりは、傷口に塗装を盛るぐらいの気持ちで!
step
4完全に乾くまで待機
完全に乾くまで放置する
季節によっては塗装が乾きにくいため、数日かけて塗装をするぐらいの気持ちで挑むことをおすすめします
※マスキングテープが汚れた場合は、ここでもう一度貼り直す
step
5耐水ペーパーで研磨
耐水ペーパーを水につけながら研磨する
耐水ペーパーには目の粗さがあり、使う順番は粗いものから細かいものへ徐々に変えることで綺麗に仕上がる
マスキングテープの高さまで研磨したら剥がし、再度研磨を繰り返す
step
6コンパウンドで磨く
耐水ペーパーで入った傷を綺麗に磨いて、傷との段差をなくしていく
目の粗いコンパウンドから使っていき、最後に仕上げ用のコンパウンドで磨き上げたら完成
タッチアップペンで自己補修|レビュー
今回タンクに傷をつけられたのが、Z900RSの6ヶ月点検 直前だったこともあり、傷の修復はせずカワサキプラザへ相談に。
タンクの地金が出た状態だとサビが出てしまうので、その場で補修ペイントで穴埋めしてくださいました。
メカニックさんが応急処置として簡易塗装してくれた!
6ヶ月点検時の空いた時間に対応いただいたので、塗装を繰り返し塗ることはできないため、あとは自分で補修することに。
手順にそって時間をかけて補修しましたが、もう少しもう少しと研磨を繰り返し、補修すべき箇所が広がるという失敗をしてしまいました・・。
やりすぎは禁物!と心に誓ったはずなのに気になっちゃって・・
どうにか下記画像まで戻すことはできましたが、よくよーく見ると磨きすぎて塗装が薄くなってしまっています。
これからも飛び石キズなど自分で補修する機会はあると思うので、以下のことは絶対忘れないようにしたいと思います。
バイク傷の補修|注意すべきこと!
- タッチアップペンは何度も繰り返し重ねて盛る
- 数日かけて完成させるつもりで余裕をもって乾燥させる
- 耐水ペーパーの研磨は力を入れず優しく
- 良質なコンパウンドで優しく磨く
駐輪場でバイクを傷から守るために|まとめ
マンションの駐輪場だから覚悟はしてたけど・・
自転車を無理やり突っ込んで停めている人がいたので、危ないなと思いできるだけ隙間を開けていましたが残念な結果に。
新車なのに・・、綺麗に乗ってきたのに・・と悔しい気持ちはありますが、駐輪場内での事故は基本的に当事者同士の話し合いになります。
多少の傷なら目立たないように修復することはできますが、元の傷がない状態に戻るわけではありません。
根本的に自転車のぶつけ傷からタンクを守れないかと、今もなお試行錯誤しています。
現在の対策は、帰宅後バイクの熱がおさまるまでハーフカバーをし、30〜60分後に上からバイクカバーをかける際に、タンクとシートの間にタオルを挟んでいます。
強風のときにバイクに自転車が倒れかかっていましたが、とりあえず傷はついておらずホッとしました。
もっと良い方法がないか、いろいろ試してみる予定です!
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