大手メーカーのインカムは、ほとんどの製品でIPX6以上の防水性能はありますが完全防水ではありません。
インカムを長く大切に使っていても防水パッキンが経年劣化してしまうと、中に雨水が浸水する可能性もあります。
このページではインカムを雨から守るための対策について紹介しています。
防水規格
そもそもバイクのインカムはIPX4からIPX6あれば、ゲリラ豪雨や高速走行時の雨も問題ないとされています。
- IPX4: あらゆる方向からの飛沫(水)による影響を受けない
- IPX5: あらゆる方向から噴流水(直接水を噴きつけ)にも影響を受けない
- IPX6: あらゆる方向から強い噴流水(水を直接強く噴きつけ)にも影響を受けない
ただしあくまでも製品出荷時の防水性能であり、インカムを長く使えばなかの防水パッキンが経年劣化していると考えるのが自然です。
インカム 各メーカーの防水性能
人気が高い有名メーカーのインカムは、ほとんどのモデルでIPX67規格の防水性能があります。
ただし防水については各メーカー注意事項の記載があったのでまとめました。
ほかの有名インカムメーカーについても調べてみました。
- デイトナ: 長時間にわたり水がかかる場所での使用はお控え下さい
- サインハウス B+COM: 台風やゲリラ豪雨等、B+COMのスペックを超える雨量の中でのご利用はおやめ下さい
- MIDLAND: 長時間水がかかる場所で使用/保管または水没させないでください。
- SENA: Keep the product dry and away from water. It may damage the product
やはりどのメーカーのインカムも長時間の強い雨・ゲリラ豪雨などには弱いようです。
イヤーキャップ(耳カバー)
そう考えてインカムの雨対策をすることにしました。
いろいろ試して落ち着いたのが、美容院で使われているイヤーキャップ(耳カバー)をインカムに被せること。
急な雨でも手間もかからず、ただ被せればいいだけなのでとても簡単です。
50〜100枚単位で販売されているので、気軽に使い捨てができるところも良いところ。
100均でも10枚 100円で販売していましたが、大量かつ安く購入したいので今回はamazonで購入。
イヤーキャップのサイズが不安でしたが、今回購入したイヤーキャップ(耳カバー)はデイトナ インカム DT-01にピッタリサイズでした。
2時間近く雨の中を走りましたが、インカムや接触部分・コネクタなどは全く濡れずにすんだので、今後も雨の中を走る際はイヤーキャップをつけるつもりです。
※画像出典:amazon
インカムによってはサイズが小さいかもしれませんが、浸水させたくないコネクタ部分だけに使うなど工夫してもいいかもしれません。
サイズが大きめのイヤーキャップも販売しているようなので、ご自身が使用しているインカムに合わせて購入して下さい。
サイズ大きめのイヤーキャップ
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