いままでタイヤの空気圧点検は、ガソリンを入れるついでにスタンドの空気入れをお借りしてました。
ただタイヤが熱を持った状態だと正確な空気圧が測定できないので、いつでも気軽に点検できるわけではありません。
かといって、空気が抜けたまま走り続けると燃費が悪くなり安全性も落ちるので避けたいところ。
やっぱり自宅で手軽にバイクの空気圧管理したい!
前から購入を検討していた、充電式電動空気入れ”キジマ スマートエアポンプ”を入手。
実際に使用してみて感じた音の大きさ、適正空気圧になるまでの稼働時間など、具体的な数値でレビュー記事にまとめました。
タイヤの空気圧点検
タイヤを適正空気圧にキープすることで、快適性アップだけでなく安全性にも直結する大切なメンテナンスです。
空気圧の高低でバイクの乗り味が変わるため、走行環境で好みの空気圧に調整する玄人の方もいらっしゃいますが、そもそも空気圧を定期的に測定していることが大前提。
まずは無難にメーカー指定の規定空気圧に合わせよう!
空気圧点検の頻度は、乗車頻度にかかわらず最低でも月に一度と言われていますが、頻繁にバイクに乗るなら週に一度はチェックしたいところ。
自宅でタイヤの空気圧点検は難しいといった場合は、最適でもエアゲージを購入して数値チェックをすることをおすすめします。
キジマ スマートエアポンプ
キジマ スマートエアポンプは、バイク用品メーカーのKIJIMAが販売している充電式の電動空気入れ。
仏式エアホースの他に、英式・仏式など5種類のノズルが付属しているので、バイク以外にも、車・自転車・ボール・浮き輪などの空気入れとしても使用できます。
電源のON・OFFは、本体に格納されているエアホースの抜き差しになっているので、ツーリングに持参する際に誤作動を起こすこともありません。
タッチスクリーン方式で、タップするだけでマニュアルなしでも直感的に操作できます。
① Uライトボタン | ・単位切り替え【PSI → BAR → KPA → kg/cm² ・・】 ・LEDライト点灯【ボタン長押し】 |
② Mボタン | ・モード切替【カスタマイズ → 自動車 → オートバイ → 自転車 → ボール ・・】 ・リセット【ボタン長押し】 |
③ 作動ボタン | 作動開始ボタン |
④ マイナスボタン | 空気圧設定・調整 |
⑤ プラスボタン | 空気圧設定・調整 |
※正式なボタン名称ではありません
合計5種類のモード(オートバイ・自動車・自転車・ボール・カスタマイズ)と4種類の圧力単位(psi、bar、kPa、kg/cm²)で空気圧を管理することができます。
暗所でも手元を照らすことができるLEDライト付きなので、夜間の作業も安心。
充電用のtype-Cケーブルが付属されており、電池残量はグリーン・イエロー・レッドの3段階。
- グリーン:100〜60%
- イエロー:60〜30%
- レッド:30〜0%
設定値になったら自動停止してくれるので、空気を入れすぎると言った心配もありません。
注意点は10分以上の連続使用は禁止されていること。
操作音の大きさはYouTubeチャンネルでチェック!
引用:KIJIMAちゃんねる
名称 | キジマ スマートエアポンプ JP01 |
充電ポート | type-C |
充電時間 | 2〜3時間 |
重量 | 433g ※エアホース込み(自宅計測) |
圧力単位 | psi / bar / kPa / kg/cm² |
本体サイズ | 155×63×39mm |
ホースの長さ | 155mm |
付属品 | ・エアホース(米式|本体格納) ・英式アダプタ ・仏式アダプタ ・浮き輪ノズル ・ボールニードル ・収納袋 ・type-C 充電ケーブル ・取扱説明書 |
キジマ スマートエアポンプ|使用レビュー
キジマ スマートエアポンプの気になる音の大きさ、タイヤ適正値までにかかる稼働時間をチェックしてみました。
前タイヤ | 後タイヤ | |
---|---|---|
タイヤ適正空気圧 | 250kPa | 290kPa |
空気圧スタート値 | 211kPa(差異:39kPa) | 236kPa(差異:54kPa) |
操作音|静音性 ※ | 75db | 75db |
稼働時間 | 48秒 | 2分43秒 |
※騒音チェック:iPhone 騒音チェッカーアプリを使用
キジマ スマートエアポンプの操作音は75db!
ちゃんとした測定器を持っていないため、iPhoneアプリで15cm程度離れたところから測定してみました。
マンション内の屋外駐車場にて使用したため、イメージとしては掃除機の使用音より多少大きく感じる程度でそこまで大きいとは感じません。
ただ早朝・夜間は音が響くので、使用するのはやめておいたほうが無難です。
騒音については周辺の音(工事・車の走行音など)を拾っている可能性がありますので参考値としてお考えください。
適正空気圧までの稼働時間もさほど長いとは感じなかった!
キジマ スマートエアポンプを満充電した状態で、2台の愛車 合計4本のタイヤの空気を入れました。
今回測定したのは3本目(前タイヤ)、4本目(後タイヤ)なので、1〜2本目より充填時間がかかった可能性があります(1〜2本目は計測忘れ・・)。
差し込み口がL時バルブじゃなかったら?
L時バルブに交換していない方は、キタコ エアーバルブ 90°エクステンションを購入したほうが空気入れがしやすくなります。
価格も600円程度と安価なので、ひとつ持っていれば重宝します。
また先日、新モデルキジマ スマートエアポンプ JP02が発売されましたが、機能は旧モデルとほとんど変わらず、付属品にロングエアホース30cm(米式)とエアバルブアダプター(90°)が追加されただけ。
- オプション品となっていたロングホースが付属
- 窮屈な場所での作業性を高める90°アダプタが付属
- 電動エアポンプのボディー色にコーポレートカラーのブルーを採用
- 充填モードのデフォルトをオートバイモードへ変更しオートバイユーザーに優しい仕様とした
※出典:キジマ公式サイト
機能的には全く変わらず、変更的にメリットを感じられない方は、お値段が安いキジマ スマートエアポンプ JP01がおすすめです。
自宅でタイヤの空気圧点検しよう!|まとめ
動作音がうるさいんじゃないかと購入を迷っていた充電式の電動空気入れでしたが、日中使用するなら全く問題ありませんでした。
この程度のサイズ・重さであれば、宿泊を伴うようなツーリングに行く際には持参してもよさそうです。
音もさほど気にならず、意外と短時間で充填できて大満足!
マニュアルを見なくても操作できるほどシンプルなので、ガソリンスタンドのコンプレッサーの操作が苦手だという人にもおすすめです。
またキジマ スマートエアポンプが1台あれば、キャンプなどのアウトドアにも使えるので便利そうです。
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