Z900RSの純正ハンドルは幅が広く運転しづらいと悩む方は多いようで、ハンドル交換で解決されるケースが多々見られます。
同様の悩みを持つ私も、EFFEXのハンドルに交換していますが、ハンドル幅は純正より気持ち狭くなった程度で大きく変わりません。
ほんの少しでも手前に寄るならもっと乗りやすくなる?
いろいろ調べて以前から気になっていた、Z900RSのハンドルポストを逆付け(180度回転)カスタムをすることに。
このカスタムで、ハンドルポスト逆付けでハンドルを手前に約1〜2cm寄せることができます。
ハンドルポスの逆付け作業自体は簡単でしたが、現在は元に戻してしまいました。
もとに戻した理由はのちほど記載しますが、この記事ではハンドルポスト逆付け手順と気になったことついてまとめています。
この記事は個人のカスタム情報です。カスタムは自己責任でお願いします。
Z900RS ハンドルポスト逆付け|必要なもの
ハンドルポスト逆付けする際に必要となるものはこちら。
- 六角レンチ
- デジタルトルクレンチ
- タオル・養生クッションマット
- スナップピン
- カワサキ サービスマニュアル Z900R(あれば)
六角レンチ|ヘキサゴンソケット
六角レンチとボールポイントのセットはバイクのカスタムに欠かせませんが、ネジを外すのに力をかけにくいというデメリットもあります。
ソケットレンチ&ヘキサゴン ビットソケットの方が軽い力で外すことができるので、今後カスタム・整備を自分でする方は購入をおすすめします。
デジタルトルクレンチ
手締めでは規定トルクに合わせることができないので、デジタルトルクレンチなどトルクを測定できるものが必要です。
ボルトの締め過ぎ(オーバートルク)は破損につながる危険性があるため、メーカーの安全基準の規定トルク値で締めることが大切。
養生クッション
バイクのカスタム・整備を自宅でされるなら、養生クッションがあれば大切なバイクが守れるので安心です。
サービスマニュアル
サービスマニュアルがなくても規定トルク値などが分かっていれば、マニュアルを見ずとも作業はできますがあると安心感が違います。
規定トルク値以外にも、ボルトの締め付け順や注意点などが記載されているので、自分で整備・カスタムするなら持っておいて損はありません。
Z900RS ハンドルポスト 逆付け手順
step.1
タンクが傷つかないように養生マットやタオルを敷く
step.6
ハンドルの角度調整し、Step2で緩めたナットを規定トルク 35Nmで締め付ける。
スナップピンはサービスマニュアルには新しいものに交換とあるため、事前に準備しておきましょう。完成!
※純正のハンドルポストは後ろ側に隙間ができるようになっており、ボルトの締付け手順もそれに習っているため異なる可能性あり
ハンドルポスト逆付けで気になったこと
ハンドルポストを逆付けにしてみましたが、実は下記の理由から即元に戻してしまいました。
- サービルマニュアルで推奨されていない(NGとの記載もないが・・)
- 手前に寄せることでケーブルがパツパツになる
- ハンドルによっては立ちごけ時などタンクに干渉する可能性が出る
一番気になったのはZ900RSのハンドルポストの形状。
サービスマニュアル Z900Rには”ホルダの後ろ側にはすき間ができる”との記載があり、ポストの隙間になにか意味があるのではないか?と思うように。
ハンドルポストを逆付けすることで堅牢性を犠牲にすることになるのではないかという不安があり、一度やってはみましたがすぐに元に戻してしまいました。
向きが変わるとポストの接地面が変わるからね・・
調べてみると多くの方がハンドル逆付けしているようですし、なかにはカワサキプラザでカスタムしてもらったと言う方もいます。
向きを変えるだけという手間がかからず安価にできるカスタムですが、「不安を抱えたまま走りたくない」ということで今回のカスタムは諦めることに。
カスタムは自己責任だからこそ、やるなら自分が納得いくものを!
結果として今回のカスタムは諦めましたが、やはり低身長が大型バイクに気持ちよく乗るためにはハンドル位置はとても重要。
もともと車検時にハンドルを交換して構造変更しようと考えていましたが、そのカスタムを早めることを検討中です。
-
【Z900RS カスタム】フロントフォークの突き出し調整方法と効果・レビュー
続きを見る
-
KTC デジタルトルクレンチ|デジラチェはバイクの整備・メンテナンスに必須!
続きを見る
-
【Z900RS カスタム】立ちゴケで後悔しないための対策グッズで防御力アップ!|足つき改善
続きを見る