Z900RS納車時に、カワサキプラザでデイトナ パイプエンジンガードを取り付けてもらいました。
立ちゴケ記事でも紹介した通りエンジンガードの効果は抜群で、エンジン周りやタンクなどに立ちゴケ傷はありません。
ただ以前から気になっていたのが、右側に立ちゴケした際にエンジンガードがマフラーにかすかに接触してしまったこと。
プラザで相談してみましたが使用には問題なしと言われそのままにしていましたが、今回右側だけ中古品を安く入手できたので自分で交換してみることにしました。
「エンジンガードぐらい簡単に取り付けられるだろう」そう考えていましたが、実際にはいままで行ったどのカスタムより大変でした・・。
今回の記事は、Z900RS用のデイトナ パイプエンジンガードの取り付け時の注意点を紹介しています。
デイトナ Z900RS|パイプエンジンガード
デイトナ パイプエンジンガードはスチール製の強固なつくりで、転倒の衝撃・ダメージから車体を守ってくれる役割があります。
ダメージを軽減してくれるエンジンスライダーとは違い、エンジンガードは車体を守る範囲が広く防御力に優れています。
マットブラック塗装なので安っぽさはなく、エンジンガードに取り付ける樹脂パッド(スライダー)も付属しています。
Z900RS エンジンガード|取り付け
Z900RS専用 デイトナ パイプエンジンガードの取り付け方法は、購入時に付属している取扱説明書(なければ下記PDF)をまず読んでください。
何事もなくすんなりいけば、左右両方で約30分程度で取り付けが完了します。
ただし車体の個体差があるため手順通りに進められないケースもあり、この場合は難易度がアップし作業時間も1〜2時間かかる可能性があります。
エンジンガード取り付け方法|注意点
今回は右側のエンジンガードの取り付けについて解説しています。左右どちらとも取り付けの流れは同じです。
step.1
事前準備
車両を支えるため、メンテナンススタンド・ジャッキで車体を安定させます。
メンテナンススタンドは所持していないため、今回サイドスタンドとジャッキのみで車体を支えました。※画像出典:デイトナ 取扱説明書
取扱説明書には「ジャッキは必ずしも必要ではない」と記載されていますが、Z900RSはエンジンがフレームにぶら下がっている状態になっています。
個体差やカスタムによって異なるようですが、エンジン取付ボルトを緩めるとエンジンが下り、ボルトが入らなくなる可能性があるため、ジャッキは必須と考えておいたほうが無難です。
ジャッキの取り付け位置は、デイトナの説明書だとパイプに当てるように記載されていますが、パイプに強く圧がかかりそうなので少し奥側にジャッキをセット。
車体とジャッキの間にタオルなどを挟んで傷防止対策をしておきます。
安定感がよい場所にジャッキをセット(自己責任で)Huuubstep.2
エンジン取り付けボルトの取り外し
※画像出典:デイトナ 取扱説明書
純正のフロントエンジン取り付けボルト(④の箇所)を取り外します。
純正ボルトの締め付けトルクはは60Nmと非常に硬いため、緩めることが難しい場合はゴムハンマーでたたいて緩めましょう。
純正ボルトは再利用しないため保管。Partnerstep.3
ステップボルトの取り外し
上下ふたつ並んだステップボルト(フロントステップブラケットボルト)を緩めます。
下側は完全に取り外しますが、上側のボルトは緩めるだけにとどめます。
- 上側のボルト:緩めるだけ
- 下側のボルト:取り外す
締め付けトルク:フロントステップブラケットボルト|25Nm
step.4
ステップ位置ずらし
ステップをずらしてデイトナ パイプエンジンガードが入る隙間を開けた状態で、先程緩めた上側のステップボルトを仮止めしておきます。
作業がしやすいように仮止めするだけ!Huuubstep.5
エンジンガード装着
エンジンガードを仮組みしていきます。
マフラーに傷がつかないように、タオルなどで養生しておくと安心です。デイトナ付属のボタンボルト(⑧)は何の問題もなく取り付け可能でしたが、ジャッキをあてていてもエンジン取り付けボルト(④)は少しズレてしまいスッと取り付けできません。
ジャッキの高さを微調整していき、ボルトが入るポジションを見つけることができたら本締めして完成です。
ジャッキの調整が大変で作業は1時間ほどかかった・・Partner
この記事は個人のカスタム情報です。カスタムは自己責任でお願いします。
エンジンガード取り付け|必要工具
エンジンガードの取り付けに必要な工具、あったらべんりなものをまとめました。
ソケットレンチ(エクステンション) & ラチェット
メガネレンチ
六角ソケット|ヘキサゴンビットソケット
トルクレンチ
メンテナンススタンド
ジャッキ
グローブ
エンジンガードは車体の守り神!|まとめ
見た目がダサくなるというイメージを持たれるエンジンガードですが、車体を守りたいなら取り付けるべきアイテムです。
エンジンスライダーのように滑らせる目的のものは、転倒時の衝撃から車体を守ってくれません。
また転倒時に車体に身体が挟まれにくいというメリットもあります。
ただし、簡単に見えるエンジンガードの取り付けですが、個体差があるため難易度が上がることもあります。
実際に普段はメンテナンス・カスタムは私一人で全てやってきましたが、今回はパートナーにも手伝ってもらうほど手こずりました・・。
工具などが揃っていない場合は店舗で取り付けしてもらったほうが無難です。
-
【Z900RS カスタム】立ちゴケで後悔しないための対策グッズで防御力アップ!|足つき改善
続きを見る
-
エキパイ磨き、焼け・傷・錆落とし|ワコーズ メタルコンパウンドとラップで簡単!
続きを見る
-
【足つき改善】ワイルドウィング 厚底 ファルコン|足の長さがアップするブーツ!
続きを見る