冬にバイクを楽しむなら、防寒対策は必須です。
寒くてツーリングが楽しめないという理由だけでなく、体が冷えて固くなると運転に支障が出て最悪事故につながる可能性もあります。
しっかりと寒さ対策をして、運転に集中できる環境を整えることが大切です。
また気温が高い日でもバイク走行時の体感温度は驚くほど低く、山間部や日が当たらない場所では寒くて凍えるほど・・。
特に朝晩は冷えるので、温度調節がしやすい服装やアイテムを準備しましょう!
【バイクの防寒対策】冬の寒さ対策|基本のおすすめ装備
10月に入ると気温が一気に下がり、本格的にバイクの防寒対策が必要になります。
以前書いたこちらの記事「冬のバイクは重ね着で乗り切ろう」で紹介したように、防寒対策の基本はレイヤー(重ね着)です。
- アンダー: 保温性、吸汗性に優れたインナー
- ミドル: 温められた空気を溜め込み保温性を高める
- アウター: 冷気を中に入れない防風機能
それぞれに役割を持っており、適したものを選べば冬のツーリングでも快適に過ごせます。
アンダーウェア
バイク雑誌によく取り上げられている”光電子(こうでんし)”ウェアは、特殊セラミックスの遠赤外線効果で繊維を温め保温してくれます。
パートナーが同じものを着用していますが、プロの登山家が氷点下にもなる冬山登山に使用しているだけあって、安く購入したものとは比べ物にならないんだとか。
女性用の光電子ならノースフェイスがおすすめ!
ミドルウェア
ウインタージャケットのインナーダウンを着用するには少し早い10〜11月、3〜4月には、薄手のミドルを合わせています。
モンベルのクリマエアは普段使いにも使用していますが、軽くてとても温かいのでおすすめ!
アウタージャケット
バイク用の防風性能が高いウインタージャケット、オーバーパンツを選ぶと失敗がありません。
特に取り外せるインナーダウンが付いたものは、秋口や春にも着用できるので、冬にバイクに乗るならひとつは持っておきたいところ。
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冬のバイクは重ね着で乗り切ろう|防寒対策の基本はレイヤーです!【冬ツーリング】
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【バイクの防寒対策】冬の寒さ対策|3つの首を温めよう!
基本レイヤーをしっかり選んで重ね着しても、首元・手首・足首の3つの首の防寒があまいと、せっかく体を温めても冷気が入ってしまい凍えることに。
この記事では多くのライダーが信頼・愛用しているブランド ROUGH&ROAD(ラフアンドロード)の、3つの首をしっかり守る防寒・防風対策グッズをご紹介します。
ラフアンドロード|ネックウォーマー
外気をしっかり遮り、耐熱を外に逃さない極寒仕様のラフアンドロードのウインドストッパーは、防寒・防風・透湿効果があり、襟の内側はボアになっています。
すぽっと被るタイプのネックウォーマーも出ているので、好みで選べるのも嬉しいポイント。
ラフアンドロード|リストウォーマー
手首から入る隙間風を完全に遮断してくれる、極寒仕様のリストウォーマータイプのウインドストッパー。
内側はボアになっているので肌当たりも優しく、位置ずれを防ぐ親指ループ付き。
ただ伸縮性がないので、長時間の使用は親指が痛くなる可能性が高く、なかにインナーグローブを付けるのをおすすめします。
ラフアンドロード|レッグカバー
パンツのイン・アウトどちらでも使用できる、レッグカバータイプのウインドストッパー。
ネオプレン素材なので、防寒だけでなく防水・防汚対策にも使えます。
ベルクロタイプでズレ防止機能も付いているので、長距離ツーリングでも安心です。
【バイクの防寒対策】極寒のツーリング対策|電熱ウェア
それでも寒い!という方は、電熱ウェアに手を出してしまいましょう。
以前書いたこちらの記事「極寒ツーリングにおすすめ電熱ウェア」で紹介しましたが、各メーカーの電熱ウェアのメリット・デメリットを徹底比較した結果・・
購入したのはヒートマスターの電熱アイテム!
実際に使用してみて、一度電熱アイテムを着用すると手放せない、というか「もっと早く買っとくべきだった!」と後悔するほど、冬のツーリングが快適になりました。
ヒートマスター|電熱ジャケット
ヒートマスターの電熱ジャケットは、首・両胸・両腕・背中の計6ヶ所にヒートパネルが付いているので、こたつに入っているかのように本当にあたたか。
新たに発売されたスポーツタイプの電熱ジャケットはデザイン性にも優れ、室内でも普通のジャケットのように着用できます。
ヒートマスター|電熱パンツ
ヒートマスターの電熱パンツは左右前身頃の2ヶ所、太ももをすっぽり覆うような広範囲にヒートパネルが付いています。
サイズが豊富で女性ものもありますが、毎年早々に売り切れてしまうためいまだに試着ができていません。
どのメーカーの電熱ウェアも完売時期が早く、欲しいと思ったときには入手できない状態になるので、検討されているかたは早々に決めることをおすすめします。
電熱パンツもいつか購入してしまいそう・・
ヒートマスター|電熱グローブ
ヒートマスターの電熱グローブは3種類ありますが、どのタイプも手の甲・指の周囲が温まるので、指先が冷えることなく快適に操作できます。
購入したヒートレザーグローブ Type-1は手の甲にプロテクターが入っていませんが、レザーは柔らかく操作性は抜群!
袖口をすっぽり覆うロングタイプなので、隙間風が袖から入ることもないので安心です。
電熱ウェアの接続方法のメリット・デメリット、各メーカー比較などは、別記事でまとめていますので気になる方は読んでみてください。
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おすすめ電熱ウェア|極寒のツーリングも快適!ヒートマスター スポーツタイプ電熱ジャケット
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【バイクの防寒対策】冬ツーリングに最適な便利グッズ
冬のツーリングで持参しておいてよかったもの、取り付けて正解だったと感じたものをまとめてご紹介します。
グリップヒーター
最近は取り外せしができるタイプのグリップヒーターを多く見かけますが、おすすめは内蔵型のグリップヒーター。
春・秋などの季節でも、早朝からツーリングに出かけるときは寒くて手が凍えてしまうので、意外と使用する機会が多いことが一番の理由です。
また後付グリップヒーターは周径が大きくなるため、手が小さいと違和感が大きく操作がしにくくなるデメリットも。
体格によって違うので店舗でチェックしてみましょう。
インナーグローブ
日頃から使用しているグローブをあたたか仕様にしたいなら、冬用素材ののインナーグローブがおすすめ。
ただインナーグローブを付けることで、バイクの操作感が変わってしまうケースもあるので、操作がしやすいものを選びましょう。
レインウェア
日差しのない朝晩、高速道路など、冷え込みが更に厳しいときには、上からレインウェアを着ることで寒さが軽減します。
ツーリングに出るときは着込んで出かけ、日が登ってから脱ぐようにしていますが、バイク用レインウェアなら着脱がしやすいのがポイント。
あたたかインソール・ソックス
靴の大きさに余裕があるなら、ボアや羊毛・フェルトなどのあたたかインソールを入れるだけで足が冷えにくくなります。
バイクに乗ると足の先が冷たくなるので、つま先ソックスの二重履きもおすすめです。
カイロ
バイクを降りて散策・観光するときは、手軽なカイロが手放せません。
長距離ツーリングを楽しむなら12時間以上の持続時間があり、貼るタイプのものがおすすめ。
靴下の裏や甲に貼るカイロも試しましたが、足裏タイプのほうが温かく感じました。
ただ足先は冷えるのが早いのか、記載のカイロの持続時間より短く(8時間タイプなら4〜5時間しか持続しない)、温かさが失われたカイロはそのままだと不快に・・。
出先で貼り替える前提で使用するのがベスト!
バイクの防寒対策|まとめ
愛車のZ900RSにはカウル・スクリーンがないため、気温15度ぐらいの日でも山間部であれば体感温度は0度近くにもなります。
だからといって冬はバイクに乗らないという選択肢はなく、路面凍結していなければツーリングに行くほどバイクにハマっています。
もちろん寒さに耐えて走りたいのではなく、できるだけ快適かつ安全に走りたい気持ちは強いので、バイクショップに行ったり、バイク情報雑誌やサイトを読んで防寒対策を調べ上げました。
今考えられるベストな冬装備を考えてみましたが、防寒アイテムも日々進化しているので、どんどん新しいものを取り入れるつもりです。
冬のツーリングも温かくして安全に楽しもう!