この日は台風の影響が強く、猛烈な風のなか2時間連続教習を受けました。
バイクに跨って一本橋の説明を受けている段階で、強風を受けてにフラフラしてるんですけど大丈夫でしょうか・・。
バイクで走っているときはマシですが、風が吹く向きが変化するなかで、重いバイクを片足で支えて立つのは大変でした。
不安を抱えつつ本日の教習スタート・・。
第一段階|技能教習 4時間目
バイクに跨って片足立つするとき、スニーカーだとソールが柔らかく変形するので、地面に力が伝わらず踏ん張れない・・。
教習初日に悩まされた足つきの解決策として、ライディングシューズを購入し、今回の教習から使用しました。
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スラローム
ウォーミングアップ走行後、まずは前回練習したスラローム走行。
スラロームは、等間隔に置かれたパイロンを左右交互にかわしながら、リズミカルに走行するバイク教習の華のひとつ。
目標タイムが定められていて、大型二輪は7秒以内、普通二輪は8秒以内です。
教官がお手本を見せてくれましたが、走行ラインは綺麗な円を描いていて、減速→パイロン回避→加速のリズムが美しい!
そう言われたものの、体ごと車体を倒す(バンクさせる)ことへの恐怖心もあって、腕の力で重いハンドルを無理やり曲げようとしてしまいます。
非力な私では力づくのハンドル操作なんてできるはずもなく、曲がりきれずコースアウト・・。
コース内はセカンドギアで入り、パイロンとパイロンの中心を走行(慣れたら中心より手前)します。
パイロンの手前で車体を傾けるためにアクセルを戻す。
アクセルを回した状態だとバイクは立ち上がってしまうので、アクセルオフでハンドルを切ってバイクを傾かせて曲がります。
パイロンは4.5m間隔で置いてあり、パイロンの横にきてからアクセルオフすると、カーブで横に大きく広がってしまいます。
パイロン手前でしっかりアクセルを戻し、バンクさせながら目線は次のパイロンの横を見ることで、バイクが勝手に傾いてくれます。
パイロン通過して車体の向きが代わったら(パイロンとパイロンの中間点に前輪タイヤがさしかかったら)、アクセルを回して車体を起こします。
同じ動作の繰り返しですがアクセルワークとバンクのコツがつかめず・・。
コースアウトせずスラロームを走れるようになったところで、いよいよ本日の課題一本橋へ。
スラロームのコツ
事前に走りやすいライン取りをしっかりイメージし、目線は常に次のパイロン横を見ること。
スラロームはアクセルワークが重要で、リアタイアが進行方向に向いてからアクセルを回さないと大きく膨らむ原因になる。
パイロン回避の際は、パイロンの手前でアクセルを戻さないと車体が傾かないので、事前にアクセルオフする。
一本橋(平均台|直線狭路)
強風の中、教習生の多くが苦手意識を持つと言われている一本橋に初挑戦。
一本橋は、全長15m、幅30cm、高さ5cmの板の上をバランスを保ちながら渡り切るカリキュラムです。
目標タイムは大型二輪が10秒以上、普通二輪が7秒以上。
はじめは白線の上を低速でまっすぐ走る練習をしましたが、この時点でも強風が吹けばバランスが保てないから不安・・。
一本橋ではギアはローギア、半クラッチでアクセルは軽く開け一本橋に乗り、スピード調整はリアブレーキを使います。
体や頭を降らないようにニーグリップを確実にして、目線は前方(一本橋の出口より先)にしっかり固定。
バランスを保つためにハンドルを左右に小刻みに動かす方法があります。
1本目は乗ることさえできずに脱落し、2本目は乗った後すぐふらついて脱落。
何度か繰り返し、乗ることさえできれば落ちずに進むことができるようになりましたが、乗れない率が高すぎる・・。
はい、はじめての補講になりました・・。
補講は延長教習のこと。一定の教習時間で不足した課題を習得するための時間。
第一段階|技能教習 5時間目(補講)
この時間も引き続き、一本橋とスラロームを教えていただきます。
スラロームは車体を傾かせて走るのはまだ苦手ですが、走りやすいラインをイメージすることで、タイムは遅いながらもOKをもらい苦手な一本橋へ。
一本橋に入る前の停止線で、いかに橋に対してバイクをまっすぐにできるかが勝負のポイント。
早々に小回りがうまくなるまでは諦めよう!と考えを変え、多少斜めからでも一本橋に乗れるように練習しました。
私に足りないのは一本橋に乗る際の速度。
技術がなければ低速で橋に乗ることはできないので、速度をあげる必要があります。
また私の場合、左足をステップに乗せるとき勢いがよすぎてバイクを揺らしていると指摘あり。
左足はできるだけ地面に長くつけたまま、ゆっくりステップに乗せるように心がけたことでバイクが揺れなくなってきた。
目線については、停止線からバイクが前に進み始めたら一本橋の始点を見て、乗ってからは一本橋の終点を見ることでバランスが保てるように。
ハンドルを左右に小刻みに動かす方法は、残念ながら私には合わないようでふらつく原因に。
一本橋から落ちそうになったときだけハンドルを小刻みに動かす、これで安定して渡り切ることができるようになりました。
一本橋(平均台)のコツ
一本橋に対してバイクをまっすぐにすることで成功率がアップ。
下を見るとバランスを崩すので、目線はできるだけ高くし前方を見る(私はスライド目線作戦で安定した)。
速度を落とすのは一本橋に乗ってから。リアブレーキで調整する。
技能教習 4〜5時間目|教習が終わって
私が通う教習所は、本館と二輪専用校舎が分かれています。
原簿や配車表を受け取るために本館に行きますが、なんだか別世界。
本館は車の免許を取るおしゃれな服装の方たちばかりですが、二輪専用校舎は全員が長袖&汗だくで、自分含めて正直暑苦しい・・。
交通機関を利用して帰宅する方は、着替えや汗拭きシートを準備しておくことを強くおすすめします。
そしてこの暑い中、何時間も教習されている教官の皆様、お疲れさまです!