第一段階の技能教習は、1日2時間まで予約を取ることができます。
体力がないのに、無謀にも初日に連続2時間の予約を取りました。
教習所からお借りしたヘルメット、プロテクター、ゼッケンを身に着け教習スタート!
技能教習がはじまる前にプロテクターを付けておく必要があります。
男女でサイズが別れているので安心!と思っていましたが、多くの方が使っているので取り付け紐が伸びているものが多い・・。
身体をしっかり守るためにも、少し早めに教習所に行き、ぴったりサイズのプロテクターを選ぶことをおすすめします。
服装は暑い季節だったので、冷感長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを着込み、パンツはジーンズにしました。
教習の進め方は、個人の技量や教習所の方針によって異なります。
第一段階のカリキュラム
第1段階はトータル9時間、バイクの基本操作はもちろん、一本橋やスラロームなどの検定項目を全て学びます。
バイク操作に問題がある場合は、教官の指示で延長(補講)を受けることになりますので、不安な方は安心パック付きにしておけば安心です。
第一段階|目標
- 運転装置の働きを理解し、正しい手順で操作できる。
- 正しい運転姿勢で基礎的な走行ができる。
- 確実かつ円滑な運転操作ができる。
- 車両特性等に応じた基本的な走行ができる。
項目名 | 項目名ごとの目標 | |
① | 車の取扱い | 安全な運転の前提として、エンジン停止状態における取扱いができる。 |
② | 自動車の機構と運転装置の取り扱い | 運転装置の機能等や自動車の走行の原理を理解するとともに、各装置の正しい取扱いができる。 |
③ | 運転姿勢 | 安全を意識した乗り降りができ、正しい運転姿勢がとれる。 |
④ | ブレーキ操作の仕方 | 各種のブレーキ操作ができる。 |
⑤ | 発進及び停止の仕方 | 正しい操作手順で発進と停止ができ、バランスが崩れたときの対処の仕方を理解する。 |
⑥ | 変速操作の仕方 | 変速チェンジの手順と操作が正確にできる。 |
⑦ | 安全走行 | 四輪車、二輪車の死角を理解し、情報を的確にとることができる。 |
⑧ | 円滑な発進 | 加速 周囲の状況に応じた、確実、安全な発進及び加速ができる。 |
⑨ | 速度の調節 | 円滑な加・減速及び意識した速度を保つことができる。 |
⑩ | ブレーキ操作 | 前後輪、エンジンブレーキの特性をつかみ、思いのまま安全かつ円滑で確実な制動ができる。 |
⑪ | バランスの取り方(直線) | 直線路を安全にバランスをとり走行できる。 |
⑫ | バランスの取り方(曲線) | 曲線路を安全にバランスをとり走行できる。 |
⑬ | 車両特性を踏まえた運転 | 車の傾き具合等二輪の車両特性を意識し、注意深く路面の状態を掴むことができる。 |
⑭ | 坂道の通過 | 勾配に応じた速度やギアを選ぶことができ、円滑に通過することができる。 |
⑮ | 坂道における停止及び発進 | 上り坂及び下り坂での停止や発進が安全かつ円滑にできる。 |
⑯ | オートマチック車の運転 | オートマチック車の特性を理解し、基本的な操作と走行ができる。 |
⑰ | 教習効果の確認(みきわめ) |
第一段階|技能教習 1時間目
はじめの技能教習で、倒れたバイクを起こす「引き起こし」、センタースタンドの上げ下ろし、バイクを押して歩く「取り回し」を行います。
自分の体重の4倍以上のバイクを起こすのも、押して歩くのも至難の業!バイク免許取得への道は、楽しくも厳しい・・。
また車の免許のようにマンツーマンで教えてもらえません。
1時限目の技能教習は大型含め10人程度で教わりましたが、自分だけもたついていられない!と気持ちが焦り痛い目をみました。
1時限目で個人の能力をチェックして、2時限目移行の進み方が決まるので、これから挑む方はあまり焦らないことをおすすめします。
バイクの乗り降り
免許取得後は、ほとんどの方はバイクのスタンドを立てたまま乗り降りしますが、教習所ではスタンドをあげた状態で乗り降りする必要があります。
20代の頃は身体が柔らかく180度開脚ができましたが、足の関節を痛めてしまってからは足が上がりません。
右足を上げてさっと乗ろうとしましたが、足がシートにあたって右側に倒してしまいました。
低身長の人がバイクにまたがる場合、ハンドルを右側に回して乗ると良いと言われていますが、これには賛否あるので難しいところ。
ハンドルを右に回すことのメリットは、大きくふたつ。
- バイクが右側に倒れにくくなる
- シート(座面)がほんの少し低くなる
ようするに若干左側(身体側)にバイクを傾けることになるので、それを支えるパワーがないと厳しいかもしれません。
ハンドルまっすぐで乗り降りする場合は、両手の力を均等にする必要がありますが、ブレーキは握りながらになるのでバランスを崩しがち。
教習を進めていくうちに、自分に向いているハンドル向きで乗り降りすればいい、試行錯誤するのが大切だ!と考えています。
バイクの乗り降りのコツ
バイクのすぐ側に立ち、身体をタンクに付けるように前かがみになり、右足をシートに付けて滑らせるように反対側へ持っていくと比較的楽に乗り降りできます。
身体を前かがみにすることで、足が上がりやすくなります。
バイクから身体を離さないように乗るのがポイントです。
引き起こし・取り回し
YouTubeや体験談で引き起こしのコツを読みあさりましたが、これだけは実際に体験してみるしかない!
足の力と腰を使うと分かっていても、200kgを超えるバイクはびくともしません。
斜め上方向に起こすように、渾身の力を込めて引き起こし完了!
(教官が手伝ってくれてたような気も・・)
クリアしたら、センタースタンドを上げた状態のバイクにまたがり操作説明を受けます。
引き起こしのコツ
教習所で教わる引き起こし方は違うようですが、ポイントは身体をバイクに密着させること。
手はハンドルとタンデムグリップ(アシストグリップ)を持ちます。
足の力と腰を使って、真上ではなく斜め上方向に引き起こすイメージで。
取り回しのコツ
バイクを気持ち左に傾けて、腰をバイクに密着させることが大切。
バイクを垂直にした状態で手だけで支えようとすると、不安定な状態になり簡単にバイクは倒れます。
腰を入れてバイクを動かすことができれば、あとは惰性で進んでくれます。
止まるときは前輪ブレーキを使いますが、ギュッと握るとバランスを崩してしまうので、ジワーッと握ること。
ギアチェンジ
センタースタンドを立てた状態でバイクに跨り、ギアチェンジのやり方を教わります。
おそらくどの教習所でも「ギアとは〜」から教わることはなく、あくまでも操作方法を実地で覚えていくことになります。
バイクは両手足全てを使って動かす、そう頭で分かっていても焦ると動作がついてきません。
前も書きましたが、事前にイメージしたいならYouTubeでバイクの基本動作を見ておくと、少しだけ心に余裕ができます。
ギアチェンジの操作で感じたこと
左足でシフトアップしてギアをあげますが、柔らかな素材のスニーカーだと左足の甲にチェンジペダルがあたって痛みを感じることも。
ライディングブーツであれば、左足の甲を守るパッドが付いているので、気になる方は購入をおすすめします。
通っている教習所では、技能教習 1時限目から早速外周を走りました。
教習所内は狭いのでスピードを出すことはありませんが、自分が運転して風を感じる気持ちの良さに感激して1時限目は終了。
第一段階|技能教習 2時間目
バイクの乗り降りに苦労しながら2時限目スタート。
外周を走りながら、正しい乗車姿勢とブレーキのかけ方を覚え、何度も発進・停止を繰り返しました。
カリキュラムの項目で言えば、1から8までをこの2時間で受講することに。
足つきが悪いため踏ん張れず、片足立ちになるとフラフラして転倒しそうに・・いえ本当はしっかり転倒しました。
停止してバイクを降りる際、足をついたところが少し下り坂になっていたことに気づかず、踏ん張ることができずに転倒。
隣に停まっていたバイクのステップにぶつけて、大きな青あざになってしまいました。
またクラッチレバーに指はちゃんと届いていますが、引き寄せる力がないので力んでしまう原因に。
左手の親指の付け根には、小さな水ぶくれと皮ムケができていました。
初教習で購入を決意したもの
筋肉痛の身体にむち打ち、帰宅後すぐに購入したものは3つ。
ライディングブーツ&結ばない靴紐
左足の甲にクラッチペダル(チェンジペダル)が当たる痛みを軽減する目的と、足つき改善のために購入。
ライディングブーツはソール・つま先部分のアッパーが堅牢なので、足をついたときに踏ん張れると教わったことが理由ですが、本当に楽になりました。
厚底ライディングブーツも考えましたが、スニーカーでもつま先は届くこと、足で操作感覚を覚えたいのでソールはあえてフラットタイプにしました。
日焼け止め|汗で流れ落ちない!
教習中ヘルメットのシールドは、基本的に上げておく必要があります。
(そもそも教習所のヘルメットはシールドなし)
日焼け止めを塗って挑みましたが、緊張からか汗を大量にかいてしまい、うっかり日焼けをしてしました。
教習所では、汗で流れ落ちない、強力な日焼け止めを持参すべき。
ストレッチジーンズ
怪我予防のために、厚手のストレッチ素材のストレートジーンズを履いて行きましたが、上からプロテクターをするともたつきが気になる・・。
そこでバイクを跨ぐ際に邪魔にならないように、よりストレッチが強いスリムジーンズを購入しました。
準備万端で次回の教習に望みます!