WordPressで複数のサイトを作成する際、思った以上に手間がかかるのがプラグインのインストールです。
WordPressのテーマ単位で必要なプラグインは、ほぼ固定化されているケースが多いはず。
そんなときに役に立つのが、プラグインリストを一括インストールすることができる「WPCore Plugin Manager」というプラグインです。
AFFINGER5 WING購入者専用のマニュアルサイトにも、開発者の方がWPCoreで作成したプラグイン一覧が開示されています。
一部自分が使っているプラグインが入っていなかったので、自分専用のプラグイン一覧をWPCoreで作ることにしました。
- WPCoreで自分専用のプラグイン一覧を新規作成する方法
- すでに運用中のWordpressからプラグインをまるごとエクスポートし、別のサイトへプラグインリストを移植する方法(一部検証要)
とても簡単に作成することができましたので、「WPCore」を使ってプラグイン一括インストールリストを作る方法を紹介したいと思います。
WPCoreとは
プラグイン「WPCore Plugin Manager」を使うことで、プラグインをリスト化し一括インストールすることができます。
毎回使うプラグインをひとつひとつWordpressにインストールする手間を省き、まとめて一括でインストールすることができますのでとても効率的です。
また運営中のWordpressからプラグインをリストとしてエクスポートし、WPCoreへ登録することもできます。
WPCoreで作成したプラグインリストは、後から編集・追加もできますので非常に便利です。
① WPCoreの使い方|新規登録
WPCoreアカウント登録
はじめにWPCoreの公式サイトでアカウント登録を作成します。
アカウント登録は無料です。
登録内容を入力します。
入力項目は「ユーザーネーム」「メールアドレス」「パスワード(再入力)」の3項目です。
※利用規約同意には、必ずレ点チェックをしてください。(アップデートなどの情報を含むメルマガ登録については、レ点は必須ではありません)
◆メモ
登録したメールアドレス宛にメールが届きます。
「Confirm your email」をクリックすると、ブラウザでアカウント更新画面が開きますが、修正する必要はないかと思いますので閉じてもらってOKです。
コレクション新規登録
WordPressのプラグインをまとめたものを「コレクション」と言います。
アカウント登録後は「コレクション新規登録」を行います。
◆ タイトル
自由にタイトルをつけることができます。
分かりやすく「AFFINGER5 WING用」「ブログ用」「アフィリエイト用」など工夫してつけてください。
◆ 説明
説明文を入れることができます。(必須項目ではありません)
◆ 公開(Public)/非公開(Private)
「公開」「非公開」を選択します。
Publicを選択することで、他のユーザーにプラグインリスト(コレクション)を公開することができますが、通常の使用用途であれば「Private」を選択すれば問題ありません。
またコレクション新規登録画面は、メニューバーの「New」からも開くことができます。
コレクション登録画面
コレクション登録編集画面で、プラグインを追加していきます。
無料アカウントで登録できるコレクションは2つまで。
それぞれのコレクションに登録できるプラグインは、合計18ケまでと決まっていますので注意が必要です。
最大2つのコレクション/コレクションごとに18個のプラグイン
プラグインの登録は、下記画像の赤枠内にプラグイン名を入力し、該当プラグインを選択「Add」ボタンを押下することで追加されていきます。
プラグインの編集(追加・削除)ができますので、Wordpressテーマに機能が実装されて不要になったプラグインなどは、忘れず削除しておくといいですね。
② WPCoreの使い方|既存Wordpressサイトからのエクスポート
この項目では、Wordpressに「WPCore Plugin Manager」プラグインをインストール済みという話の流れで進みます。
WordPressからWPCoreへエクスポート
WordPressのWPCore管理画面右上に、エクスポート項目があります。
選択肢が2つありますが、現在インストール済みのプラグインの情報すべてをWPCoreへエクスポートする場合は「Export all plugins」を選んでください。
アクティブ(有効)にしているプラグインだけ出力(エクスポート)したい場合は、「Export active plugins」を選びます。
エクスポート情報をWPCoreコレクションへ登録
WPCoreのコレクション新規登録画面が開きますので、入力していきます。
◆ プラグイン一覧
Wordpressからエクスポートしたプラグイン名が並んでいますが、一部のプラグインが含まれていません。
確認したところ「Google XML Sitemaps」などのサイトマップ関係、AFFINGER独自のプラグイン(Wordpress.orgにないため)はエクスポートできないようです。
またプラグイン数は18個を超えていますが、この画面上で削除ができませんので一旦このままエクスポートします。
◆ Collections Title(タイトル)
タイトルを入力してください。
◆Collections Description(説明)
説明が必要であれば入力しましょう。
◆ 公開(Public)/非公開(Private)
Publicが自動選択されていますので、公開しない場合は必ず「Private」を選択してください。
コレクション編集画面に遷移しますので、登録内容に相違がないか確認してください。
プラグイン「Contact Form 7」は、エクスポートすることで何故かエラーとなります。
2度チャレンジしてみましたが、同じ結果となりました。
また一部のプラグインが全く違うプラグインに置き換わっていたケースがありました。
今回置き換わっていたプラグインは「Table of Contents Plus」というプラグインで、WPCoreにエクスポートされた時点で は「Sitemap (by webvitaly)」に。
プラグイン数が所定の数を超えていたことでエラーとなったのか、明確な理由は分かりません。
エクスポートしたコレクションの調整
エクスポートしたプラグイン数が18個を超えていた場合、プラグイン数を調整する必要があります。
理由はこのコレクションを別のWordpressへインストールする際、上から順に18個までしかインストールされず、残りのプラグインは切り捨てらるため。
残したいプラグインだけを選別し、消えてしまったプラグインを追加するなど、調整を行いましょう。
WordPressへプラグインをインストール
まず必要なことは、Wordpressへ「WPCore Plugin Manager」というプラグインをインストールし有効化を押下してください。
WordPress管理画面のメニューに「WPCore」という項目がが追加されいてますので、クリックして画面を開きます。
WPCore管理画面の「Add a collection key」ボタンを押下してください。
コレクションキーを入力する枠が表示されますので、こちらにWPCoreで作成したキーをコピペし、「Save Collections」を押下して設定を保存してください。
プラグイン一覧が読み込まれましたので、「Install Plugins」を押下してプラグインを一括インストールします。
WordPressのプラグイン画面に似た画面に切り替わります。
◆ 一括インストール
コレクションキーに登録したプラグインを一括してすべてインストールしたい場合は、「一括操作」のプルダウンをクリックして「Activate」を選んでください。
インストールから有効化まで、一気に行うことができます。
◆ 手動インストール
プラグインコレクションの中から手動でプラグインをインストールしたい場合は、ひとつづつ「install」ボタンを押して「Activate(有効化)」を行うか、インストールしたいプラグインにレ点を入れて「install」を選択し適用してください。
不要なプラグインのインストールを防ぐことができます。
WPCore|使い方のポイント
自分専用のAFFINGER5 WING用のプラグインコレクションを作ってもいいですが、WPCoreのプラグイン登録数では足りないケースもあるかもしれません。
この場合、コレクションは2つ登録できますので、2つに分けて登録するのもひとつの手だと思います。
ただAFFINGER5 WINGユーザーであれば、WINGマニュアルサイトに開発者の方が汎用性の高いプラグインをWPCoreでまとめ、コレクションキーを開示されています。
ベースとしてありがたく使わせていただき、開示されたプラグインでは足りないものだけを自分専用のAFFINGER追加プラグインとして、コレクションにまとめておくと使い勝手がいいと思います。
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