2017年も半月を切りましたね。年末年始はどのようにすごされますか?
我が家の年末年始は、毎年自宅でパートナーとのんびり過ごす派です。
しめ飾りやおもち・おせちの予約などは、すでに終えています!
お正月の準備をしていて、ふと気になったのが日本のお作法。「こういう時は、どうするのが正しいんだろう?」と思うことありませんか?
日本人に生まれたからには、美しいと形容される日本のお作法は知っておきたい。
今回は年末年始にちなんだ「日本のお作法|お正月の準備」について書いてみようと思います。
ぽち袋
ぽち袋は、小さな祝儀袋(のし袋)のことで、一般的には、「お年玉を入れる袋」だったり、「心づけ(チップ)袋」としての用途で使われます。
直にお金を渡すことを無粋と考えた、和の心を感じる「ぽち袋」。
日本のおくゆかしさや心遣いを感じさせますね。
ぽち袋の「ぽち」は、「小さな」「ほんの少し」という意味の言葉からきているとされていますので、通常は目上の方に渡さないのがルールです。
お札は入れる際は、顔を内側にし右前の3つ折りが基本とされています。
- お年玉袋として利用
- 建て替えてもらったお金を返す
- 旅館などでの心づけ
ほとんどの場合は、お年玉袋としての使用に限られてくると思いますが、余ったぽち袋を、ちょっとした小物を入れて渡す際に利用するのもステキだと思います。
以前、新年会の幹事をしたことがあり、後日会費を徴収したんですが、先輩の女性から綺麗な和紙のぽち袋に金額ぴったりの会費を入れて渡してくれました。
中には『幹事お疲れ様でした。とても楽しかったよ。』と書かれたメモが同封されていて、何年も前のことなのに今でも心に残ってます。
普段からさりげない心配りのできる方でしたが、同じ女性として見習いたい!と感じた出来事でした。
しめ飾り
お正月飾りである「しめ飾り」は、年神様というお正月の神様をお迎えするために飾るものです。
しめ縄を張って神聖な空間を作る(結界を張る)ことで穢れを払い、邪気を退ける魔除けとし、その家を守る目的で飾られます。
「しめ飾り」は、地域によって形やとりつける縁起物が少しづつ異なるのも特徴ですね。
玄関正面に飾りますが、いつ飾るべきかご存知ですか?じつは、29日(苦飾り)と一夜飾りとなる31日を避けて飾るのがルールです。門松を飾られる場合も同様です。
いつまで飾るのか、については地域差があるようですね。
子供のころ住んでいた地域では、1月15日前後に「どんど(とんど)焼き」と呼ばれる行事があり、その際にお正月飾りは焼いてもらっていました。
一般的には、松の内の期間(松の明け)と呼ばれる1月7日までに片付けるのが多いようですね。
この「松の明け」にも地域差があるようですので、お住いの地域に合わせて片付けられるといいでしょう。
我が家は、昨年に引き続き無印良品でお正月飾りの「しめ飾り」を購入しました。
無印では、いろいろな土地のしめ飾りを販売しているのでおすすめですよ!
お雑煮・おせち料理
お雑煮
お雑煮は、年神様に備えた土地の収穫物とお餅を、元旦の朝に初めて汲んできた水(若水・福水)で煮込んだものとされています。
土地の収穫物は地域によって異なりますので、おのずと地域や家庭によって具材も違いますが、必ず入っているものが「お餅」です。
東日本では「角餅」、西日本では「丸餅」が多い傾向にあるようですが、お雑煮のお餅は、鏡餅を模しているとされますので「丸餅」が正式とされています。
我が家では、すまし汁に丸餅で、具材は「ハマグリ」「にんじん」「大根」「鶏肉」は必須です。
パートナーの家では、毎年入る具材が違うようだったので、私の実家の味に近いお雑煮が我が家の味となっています。
おせち料理
おせち料理は、年神様に供える供物料理のことで、五穀豊穣・健康・子孫繁栄を願う縁起物が多く、それぞれの料理にめでたい意味やいわれがあります。
また、めでたさが重なるように重箱に詰めます。
祖母や兄弟たちと一緒に住んでいた頃の実家では、おせち料理は年末の一大イベントでした。
家族総出でお餅をついて、何十種類もの料理を準備していましたが、現在パートナーと2人暮らしになってからは、毎年オイシックスのお世話になっています。
せめて「祝い肴三種」と呼ばれる【黒豆】【田作り】【数の子】だけは作りたいと思ってはいるんですが‥。
※「祝い肴三種」と「お雑煮」が揃えば、お正月は迎えられるとされています。
(地域によっては、田作りではなく【たたき牛蒡】)
祝い箸
お正月は、「祝箸」を使っておせち料理やお雑煮を食べます。
「祝箸」の両端は細くなっていて、「両口箸」とも呼ばれています。
一方を人が使い、もう片方は神様が使うためで、「神人共食」を表したものとされています。
片方を取り箸として使うのは、マナー違反とされています。

私の実家は雪深い地域で、交通の便が悪いので車じゃないと帰省することができません。
雪道の運転ができない私は、毎年雪の時期をずらして帰省しています。
たまに真っ白で美しい雪景色を見たくなりますが、「住んでないから言えるのよ!」と母には言われてしまいます(笑)
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