お箸使いが美しい方は、所作ひとつひとつに品があってステキですよね。
反対にどんなに見た目がステキな人でも、お箸のマナーが悪いと正直とても残念に感じてしまいます。
食事は毎日のことです。
自分の素の部分が出てしまうところですから、日頃から美しい箸使いを意識したいですね。
お箸のマナー|嫌い箸・忌み箸
マナーの悪い箸使いのことを「嫌い箸」「忌み箸」といいます。
社会人になると改まった食事の場の機会も増えますが、自分の箸使いに自信がありますか?
大事な席で恥をかかないためにも、お箸使いをおさらいしましょう!
寄せ箸 | 箸で器ごと料理を手元に引き寄せること |
渡し箸 | 箸置きを使わず、箸を食器の上などに置くこと |
ねぶり箸 | 食事中に箸をなめること |
迷い箸 | どの料理を食べるか迷って、箸をあちこち動かすこと |
刺し箸 | 箸で料理を突き刺して取る箸づかい |
移り箸 | 一度箸をつけた料理を食べずに次の料理へ移ること |
指し箸 | 食事中に箸で人を指差すこと |
逆さ箸 | 箸を逆さにして、盛り合わせの料理を取り分けること |
探り箸 | 器の中の食べ物を探りながら、好きなものだけをより分けて食べること |
涙箸 | 箸先から汁をしたたらせながら食べること |
踊り箸 | 話が盛り上がったときなど、箸を振り回すこと |
一部抜粋して書きましたが、実際にはもっとたくさんの「嫌い箸」が存在します。
ひとつひとつ箸使いのマナーを見てみると、日本独特の気配りで、相手を不快な気持ちにさせない配慮から生まれたものだということが分かります。
その他|食事のマナー
箸置きがない場合
箸置きがないため、箸を食器の上などに置いてしまう行為はマナー違反です。
ではどうすればいいのか?
箸袋を箸置きとして代用するとスマートです。
箸袋の折り方にもいろいろありますが、一般的に美しいと言われているのが「変わり千代結び」です。
簡単なものであれば、「結び文」と呼ばれるおみくじのような形に折るのもいいでしょう。
※https://joshi-spa.jp/14077 より
器は重ねない
食べ終わった器を重ねる行為も、実はマナー違反になるのをご存知ですか?
ちょっとお高めな飲食店であれば、食器も高級なものを使っている可能性が高く、器を重ねることで傷がついてしまうこともあります。
また汚れが余計についてしまい、お店にとって二度手間になる可能性もあります。
気を利かせたつもりが、実は「マナー違反」と取られることがあるので注意が必要です。
割り箸はこすらない
これもやりがちですが、割った後にこすり合わせてササクレを取る行為はマナー違反です。
手で取り除くのがマナーと言われています。
犬食い
器に盛られた料理に、前屈みの姿勢で顔を近づけ食べることを「犬食い」といいます。
和食では器は手に持って食べるのがマナーです。

-
-
日本のお作法について考える|お正月の準備
続きを見る
-
-
伊勢神宮参拝|パワースポット大阪日帰りコース
続きを見る