これから梅雨に入り、撮ってみたいなと思っているのが「雨露をのせた紫陽花」のアップ写真。
ですがα7Ⅲ レンズキットを購入したばかりで、マクロレンズを追加購入するまでの資金がありません・・。
もう少し寄れたらな、手軽にマクロを楽しんでみたい、という願いを叶えてくれるクローズアップレンズを購入してみました。
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マクロ撮影とクローズアップレンズ
標準レンズは最短撮影距離が長い
レンズには「最短撮影距離」というものがあり、被写体までの撮影できる距離が決まっています。この距離を超えて撮影しようとするとピントが合いません。
ちなみに「最短撮影距離」は、カメラのセンサー(距離基準マーク)から被写体までの距離のことを言います。
レンズの前玉から被写体までの距離ではありません。
例えばα7Ⅲキットレンズ「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870」の最短撮影距離は0.3m。
SONYのマクロレンズ「FE 50mm F2.8 Macro SEL50M28」の場合は、0.16mまで寄ることができます。
いつかマクロレンズが買いたい!とは思いつつも、実際のマクロ使用頻度を考えると、単焦点レンズや上位のズームレンズを先に手に入れたいと考えてしまうもの。
その”いつか”をすぐに叶えてくれる「クローズアップレンズ」を購入することにしました!
お手軽マクロ!クローズアップレンズ
こんな方におすすめ
- 被写体にもっと近づきたい
- 小さいものを大きく撮りたい
- 手軽にマクロ撮影を経験してみたい
クローズアップレンズは、手持ちのレンズに装着することでマクロ撮影ができる便利アイテムです。
マクロレンズの画質には及びませんが、レンズ全面に装着するフィルターですから軽量で、持ち運びが楽なのがいいですね。
またクローズアップレンズは距離と倍率によって、いくつかの種類があります。
今回購入したのは「Kenko AC クローズアップレンズ」を例で見てみると、下記の図のようにNo.1からNo.10までバリエーションがあり、No.数値が大きいほ被写体に寄ることができます。
※下図の「撮影距離」はレンズ先端から被写体までの距離です
最短撮影距離が約1m位の望遠ズームレンズにはNo.1~3、最短撮影距離が30cm以下の標準ズームレンズにはNo.3~5がおすすめです。さらに大きく撮るには、No.10もあります。
Kenko公式サイト
私が今回購入したのは、「Kenko AC クローズアップレンズ No.4」。
ほとんどのサイトの作例がNo.3かNo.5ばっかりだったので、あえてNo.4を購入してみました。
「Kenko AC クローズアップレンズ No.4」付けて撮ってみました。
クローズアップレンズのACとMCとは?
クローズアップレンズには「MC」タイプと「AC」タイプがあります。
「MC」タイプは、フィルター感覚で扱える単玉タイプのポピュラーなクローズアップレンズです。(MCはマルチコートの略)「AC」はアクロマートの意味で、1群2枚の構成で色収差を補正した、高級タイプのクローズアップレンズです。枠が厚くてやや重くなりますが、MCタイプと比べて優れた描写力を発揮し、シャープな画像が得られます。(ACタイプにもマルチコートが施されています。)
Kenko公式サイト
購入した「Kenko AC クローズアップレンズ No.4」は59gありますから、保護フィルタなどと比べるとズッシリ重さを感じます。
マクロレンズを持ち出すことを考えれば、軽量なので旅先にも気軽に持ち出せるメリットがありますね。
クローズアップレンズの重ねづけ
クローズアップレンズ同士で重ねづけが可能です!
例えばNo.2とNo.3を重ねづけするとNo.5相当になるそうですが、画質低下するケースもあるようなので注意が必要です。
ただクローズアップレンズ ACは枠が大きいので、重ね付けするとバランスがおかしなことになるような気がします。
まとめ
手軽に接写(マクロ撮影)を楽しみたいなら、クローズアップレンズ購入はおすすめです。
ただ結構ピントがシビアなので、風が吹いてるとピントがズレてしまい、ピンぼけ写真を量産してしまいます。慣れもあるかもしれませんが・・。
amazonなどのネットショップで買えば1000円台から購入ができますので、マクロレンズ購入前にお試しで購入してもいいと思いますよ。

けれどクローズアップレンズを購入したおかげで、マクロ撮影を手軽に楽しめるようになりました。もっと早く買えばよかった!
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